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アイデアがあれば企画ができる!? 〜誰もができる授業づくりを体験〜

開催日:2022年07月23日

通常授業

 

【さあ、授業をつくろう!その前に…】

今回は「テンジン大学で授業をするには?」というテーマです。コーディネーターの貴島さんが、2者の存在を挙げます。

1・コーディネーター

授業を企画する人(先生ではない)。Why、What、Howを徹底的に洗い直して企画を立てる。

2・マイスター

コーディネーターの良きアドバイザー。企画を立てる上で足りないことなどを補ったり、魅力を引き出したりする役目。テンジン大学で実行されている方法で、コーディネーターを5回以上経験した人が担当しています。

 

授業を計画するときに、マイスターは「建設的に考えてくれる」、「『抜け落ちたもの』など気づかせてくれる存在」という説明もありました。話し合いを通じて、企画シートを完成させます。先生のピックアップは、コーディネーターが最初から決めていることもあれば、この2人の間で決められることもあります。HPなどで授業募集を告知する前に、「分かりやすく」かつ「魅力的な」ものにしていきます。

 

 

【実際に企画書を練ってみよう!】

貴島さんの話、Q&Aタイムの後は、コーディネーターになることを想定して各授業の企画を立てます。4人1組のグループに分かれての作業です。
1・ワークシート表裏に、「自分が考えていること、やりたいこと」を書き込む=20分間
2・その後、1人の案に①2分半の説明②2分半で残り3人から意見をもらう(←フィードバック)

 

今回は私が書き込んだ企画の一部を挙げてみます。

 

・企画の種「アイデア」=「正しいシューズの選び方、履き方」。
・Why?(なぜ伝えたい?)=病気が減る、健康になる。スポーツ選手なら足が速くなるかもしれないし、うまくなるかもしれない。
・What?(何を伝えたい、持ち帰ってもらいたい?)=1人覚えれば、家族、友人などに広げてもらえる。みんな健康になれる。
・Who?(誰に伝えたい?)=部活している学生、子供のいる親。親の場合、小さな子供に靴を買うときに成長を見越して大きな靴を買い与えがち。それが、躓いたりして怪我の原因になる。
・ゲスト(先生)は?=いる。シューマイスター。足関係の整体師さんなど。

 

 

説明後は、同じグループの3人の方から意見をいただきました。

「実際に靴を提供してくれる方がいた方がいい」、「メーカーさんとコラボ授業にするのはどうか」などです。これがフィードバックになります。今後は、意見を考慮しながら企画シートをブラッシュアップします。

本来なら、私の例を挙げすに他の参加者の例を挙げたいところです。でも、皆さんの企画を「ぜひ、実現してほしい」という思いから、このような選択とさせていただきました。参加者は12人。ワークシートに書き込むのが速かったし、想像以上の熱意を感じました。実際に使用したワークシートは以下のものです。

 

 

 

今回の授業が、参加者の皆さんのテンジン大学での授業実施に結び付くことを願っています。今回の授業は、普段の仕事やコミュニティでも使えそうですよ。

 

 

 

≪この授業のスタッフ≫

Report:中牟田康

Photo:森彩夏
Staff:丸山未来

【今回の授業のコーディネーター】

アイデアがあれば企画ができる!? 〜誰もができる授業づくりを体験〜

貴島 道拓

1992年鹿児島県出身。鹿児島大学卒業後、トヨタ自動車九州(株)に就職し福岡へ移住。トヨタに働きながら、ボランティアでテンジン大学に関わる。その後、2020年に独立し、個人でも”関わった人の道(価値観)を拓く“を人生の軸に、企業や行政と連携したワークショップ、対話型・体験型の企画運営を300回以上行なっている。2021年より、テンジン大学理事。

【今回の先生】

アイデアがあれば企画ができる!? 〜誰もができる授業づくりを体験〜

福岡テンジン大学スタッフ

授業企画や、授業運営スタッフ、事務局スタッフ、広報活動、授業当日の運営スタッフなど多岐に渡り福岡テンジン大学を支えるメンバー。スタッフは、広告関係者、公務員、システムエンジニア、大学関係者、医療関係者、学生など幅広い分野で活動するメンバーが集まり、構成されている。月に一度、授業開催日には反省会を実施し、交流会を開催している。

【今回の教室】

アイデアがあれば企画ができる!? 〜誰もができる授業づくりを体験〜

赤煉瓦文化館 2F

明治時代の我が国を代表する建築家・辰野金吾と片岡安の設計により、 日本生命保険株式会社九州支店として明治42年(1909)に竣工。 赤煉瓦と白い花崗岩の外壁は19世紀末のイギリス様式で、ほかに尖塔やドームなど、小規模ながら変化に富んでいる建物です。

福岡市歴史資料館として使用された後、有料の会議室等を備えた市民に開かれた施設「赤煉瓦文化館」としてオープン。平成14年(2002)からは1階の一部が「福岡市文学館」として使用され、 文学に関するさまざまな情報を収集・提供しています。 国の重要文化財。 

 

住所:福岡市中央区天神1-15-30

電話 : 092-722-4666

※お問い合わせは所在場所についてのみ、お願い致します。授業内容につきましては、福岡テンジン大学までお問合せください。

 

■WEBサイト

赤煉瓦文化館 (福岡・博多の観光案内サイト よかなびへ)

※駐輪場は、周辺の路上駐輪場をご利用ください。