レポート日記
一覧に戻るふくおか「みんなで子育て」大作戦!~「私にもできる!」を見つけよう~
開催日:2022年08月27日
通常授業
テンジン大学では、意外と今までなかった「子ども」をテーマにした授業!
参加したのは、高校生から幅広い年代の方々、職種も様々です。
みんなで自己紹介をした後は、
【質問】
子どもの頃、
「誰かにしてもらって、嬉しかったことは?」
「誰かにして、喜ばれたことは?」
思い出すのは、家族での何気ないやりとりが多く、「やってあげて喜んでくれたのもあるけど、喜んでくれる姿を見て、自分も嬉しくなった。お互い様だなぁ。」という気づきがありました。
そして、「SOS子どもの村」で「みんなで里親プロジェクト」に取り組む、橋本さんのお話へ。
橋本さんは、小さい頃、地域のおじさんに、本気で怒られたことを時々思い出して、嬉しい気持ちになる、という話から、「小さい頃の何気ない言葉、やりとりを、ずっと覚えていて人の人生を支えている」と教えてくれました。
そして、橋本さんが出逢ってきた子どもと保護者の方の小さなつぶやきから、感じたことをお話してくれました。
例えば、小さい子の『家族っていいね』というつぶやき。
背景には、どんな経験や気持ちがあったんでしょう。
「何がたべたい?」と、生活の中で、何気なくやりとりしていること。
「なんで泣きよると~?」と、地域の方に声をかけてもらうこと。
こんな些細な言葉が、子どもの心の中に温かさを残していくのかなと、感じました。
福岡市には、様々な事情で家族と暮らせない子どもたちが、約300人います。
できるだけ、子ども一人一人に寄り沿い家庭的な環境で育んでいこう、と始まったのが「みんなで里親プロジェクト」
実は、福岡市は全国に比べて多くの里親さんがいます。
そして、子どもが数日間家庭を離れて過ごす「子どもショートステイ」の受け入れ先として、里親さんにお願いする取り組みも、今年度から福岡市全区で始まっています。
最後に、「みんなで子育てする社会ってどんな社会だろう?」というテーマで、グループトーク!
ふりかえりでは、
・子どもを見かけたらあたたかい目で見守ってあげたい
・困っている親子に出会ったら声をかけてみたい
・周りの人や家族に今日の話をしてみようと思う
・「子どもショートステイ」の里親、やってみようかな
など、それぞれが思う「できること」が出てきました。
そして、早速、学びをSNSで発信してくださった方も!
「里親」と聞くと、馴染がない方も多いと思いますが、こうやって人伝で、里親のことや「みんなで子どもを見守っていこう」というメッセージが、広がっていると思うと温かい気持ちになります。
素敵な未来をバトンタッチしたい、私たちの宝物「子ども」に、みんなで心を寄せた授業でした。
<この授業のスタッフ>
Report 前田さやか
Photo 前田さやか、渡辺睦美
Staff 三河慶樹
【今回の授業のコーディネーター】
みね せりか
生まれも育ちも福岡市。開校当初からスタッフとして携わる夫に遅れること10年、2020年9月からテン大スタッフとして参加。地方公務員、個人事業主、会社員…と様々な働き方を経て、近所の子どもに「何の仕事しとーと?」と訊ねられても即答できない、まぜこぜなキャリアを邁進中。テンジン大学では授業局に所属するほか、コーディネーターとして「これって、おもしろいから誰かと共有したい!」という思いを起点に、テーマにとらわれずあらゆる授業を企画している。
前田 さやか
福岡市出身。日本海の離島・隠岐海士町に12年ほど住み、教育×
<WEBサイト>
◆そらいろ伴走舎ブログ
https://ameblo.jp/
◆NPO法人「SOS子どもの村JAPAN」
【今回の先生】
橋本 愛美
精神科病院の心理療法士や母子生活支援施設の相談員などを経て、
<webサイト>
【今回の教室】
赤煉瓦文化館 2F
明治時代の我が国を代表する建築家・辰野金吾と片岡安の設計により、 日本生命保険株式会社九州支店として明治42年(1909)に竣工。 赤煉瓦と白い花崗岩の外壁は19世紀末のイギリス様式で、ほかに尖塔やドームなど、小規模ながら変化に富んでいる建物です。
福岡市歴史資料館として使用された後、有料の会議室等を備えた市民に開かれた施設「赤煉瓦文化館」としてオープン。平成14年(2002)からは1階の一部が「福岡市文学館」として使用され、 文学に関するさまざまな情報を収集・提供しています。 国の重要文化財。
住所:福岡市中央区天神1-15-30
電話 : 092-722-4666
※お問い合わせは所在場所についてのみ、お願い致します。授業内容につきましては、福岡テンジン大学までお問合せください。
■WEBサイト
※駐輪場は、周辺の路上駐輪場をご利用ください。