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GOOD from FUKUOKA 2022~“つくる”ヒトたちの世界観をのぞいてみよう~

開催日:2022年11月19日

コラボレーション授業

今回の授業は、この日この場に集うみんなのクリエイティビティ(創造性)を持ち寄り、ミートアップ(出会いと交流)していく授業です。

 

 

先生は、福岡にちなんだアイデンティティをもとに物語・仕組み・価値・場をつくり、仕事として営みを創っている5人。そんな、“つくる”ヒトたちの世界観が集まった1日をのぞいてみましょう。

 

 

 

授業のはじめは「場」をつくる福岡テンジン大学学長の岩永さんからの話題提供。

 

・W杯でレインボーフラッグを禁止された国で見せ方を変えて意味を伝えた旗

・美学でなく、個々の体型に応じた快適さ求めた環境負荷も考慮した下着メーカー

・天然の素材をいかした世界一の快適さを目指した靴メーカー

・焼却炉を廃止し、ゴミの分別を45種類にも分けてリサイクルを推進する町

 

世界中にはGOODデザイン・GOODな営みがこんなにもあるのですね。

 

 

 

次は、「物語」をつくるIKILUCA代表の小倉さん、「仕組み」をつくるフクシルシ企画ディレクターの三善さん、「価値」をつくる(株)ACALI代表取締役の松下さん、そして岩永さんによるクロストーク。

 

クロストークの中で、印象的であったのは「わたしにできることとは?」という問いに対するそれぞれの考え。

 

他の人がやっているのではなく、自分の強みや特性をいかす。

自分の好奇心を手放さない。

自分が熱く想えることを大切にする。

 

共通していたのはそれぞれの世界観がありながらも、自分にしかできないことを大切にしているということでした。

 

 

参加者からも「思いついたアイデアを行動に移すまでの過程で、障害になるものがあった時、どんなマインドで乗り越えたらいいのか?」という質問がでました。その質問に対して、整理して一個ずつ潰したり、周りの人にとにかく話してみたりすること大切というメッセージもありました。

 

 

参加者である近藤茜さんが素敵なグラフィックレコーディングも描いてくれていました。

 

 

 

 

クロストークの後は、「新しい命を吹き込む」アーティストのミルクぱく子さんによるワークショップの時間。ゴミとして捨てられた牛乳バックを携帯ポシェットとして新たな命として吹き込むことを参加者全員で行っていきました。

 

 

 

好きな牛乳パックは?小学校に飲んでいた牛乳の名前って?など、わいわいと話してたのしみながらも、それぞれの個性を発揮した携帯ポシェットをつくりました。

 

 

 

最後は、福岡市美術館に集った約50名の参加者全員で集合写真をパシャリ。クリエイティブ都市福岡の今後の動向も目が離せませんね!

 

<この授業のスタッフ>

Report 貴島道拓

Staff 森彩夏、吉開崇人

Photo 吉田篤史

 

主催:福岡テンジン大学、ACALI

共催:クリエイティブラボフクオカ

【今回の授業のコーディネーター】

GOOD from FUKUOKA 2022~“つくる”ヒトたちの世界観をのぞいてみよう~

岩永 真一

1981年、福岡市出身。広告業界でプランナーを経験し2009年に独立。大学生のときから街のそうじをしているグリーンバードに参加していたのをキッカケに、天神のまちづくり団体:We Love 天神協議会へ参画。独立したのをキッカケに福岡テンジン大学を企画し、2010年9月に開校・学長を務める。現在は、週1会社員・週1大学の教員など、複数の職場・仕事・プロジェクトに関わるパラレルキャリア(複業家)の働き方。

岩永真一ブログ

 

【今回の先生】

GOOD from FUKUOKA 2022~“つくる”ヒトたちの世界観をのぞいてみよう~

小倉 知子

福岡県久留⽶市出⾝。地元が⼤好きな久留⽶っ⼦。現在は久留⽶⇔東京の⼆拠点で活動中。⾼校から地元を離れ、⼤学卒業後は⾦融業界に就職。海外(アメリカ・シンガポール)勤務の経験もする中で、⼤好きな地元をもっと盛り上げたいという想いで起業。「久留⽶から世界へ!」と、2021年5⽉に久留⽶絣(くるめかすり)と⼤好きな旅を掛け合わせて『100年愛⽤できる旅⾐』を提案するオリジナルブランドIKI LUCA(いきるか)を⽴ち上げる。いままでに訪れた国は50以上。これからはIKI LUCAとの、NY・Paris・Singaporeなど世界各地への旅を通して“久留⽶絣関係世界”の拡⼤に注⼒していきたい。

 

■WEBサイト

IKI LUCA

 

 

GOOD from FUKUOKA 2022~“つくる”ヒトたちの世界観をのぞいてみよう~

三善 史博

福岡県出⾝。2000年から福祉畑⼀筋で⾼齢者・障がい者福祉に携わっている。2011年障がい者しごと⽀援センター⽊の実を⽴ち上げ現職に就き、障がいのある⽅の就労⽀援を⾏っている。2021年からは、福岡県共同受注推進協議会の取り組みの⼀環として農福連携・BPO事業・施設ブランド推進を切り⼝に障がい者の所得向上を⽬指し様々な取り組みを実施中。アップサイクルブランド「フクシルシ」の企画ディレクションなどを担う。

 

■WEBサイト

フクシルシ

障がい者しごと⽀援センター⽊の実

 

GOOD from FUKUOKA 2022~“つくる”ヒトたちの世界観をのぞいてみよう~

松下 由香

⻑崎⽣まれアメリカ育ち、⾼校から福岡在住。海外育ちの経験を活かし、2014年よりアニメーション作
品の海外担当へ、幼児向けの番組プロデュースと欧州との共同製作を経験する。2019年、株式会社ACALIを設⽴。⽇本の知的財産(I P)を世界へ拡げることを⽬的とし、映像/イベント/アート等の海外展開を⼿がける。欧⽶とアジアのクリエイティブの架け橋としてビジネス構築と新規市場開拓を得意とする。近年は、福岡を中⼼に活動する社会的意義のある作品づくりをするアーティストのマネージメントも注⼒している。

 

■WEBサイト

ACALI

GOOD from FUKUOKA 2022~“つくる”ヒトたちの世界観をのぞいてみよう~

ミルクぱく子

⿅児島出⾝。祖⺟の影響で幼少期から洋服の リメイクが遊び代わり。2019年に ⽜乳パックの布と出会い、福岡を拠点に⼦育てをしながらミルクぱく⼦として活動中。2021年から福岡の障がい者施設と共に⽜乳パックアップサイクルブランド「フクシルシ」設⽴。

 

 

■webサイト

Instagram:ミルクぱく子 Instagram
Twitter:ミルクぱく子 Twitter

【今回の教室】

GOOD from FUKUOKA 2022~“つくる”ヒトたちの世界観をのぞいてみよう~

福岡市美術館

福岡市の都心の公園として市民の憩いの場所である大濠公園の中に落ち着いた外観の美術館です。広い水面に面し、緑あふれる心安らぐ環境で、周囲には舞鶴公園や福岡城趾、ほかに鴻臚館史跡や茶室を備える日本庭園、能楽堂などの施設もあります。 ※撮影:山崎信一

 

 

住所 : 福岡市中央区大濠公園1-6

電話 : 092-714-6051

開館時間 : 9:30~17:30(入館は17:00まで) 7~8月は19:30まで開館(入館は19:00まで)ただし日曜・祝日を除く

休館日 : 毎週月曜日(ただし月曜日が祝・休日の場合は開館し、その後の最初の平日が休館)12月28日~1月4日

 

 

■WEBサイト

福岡市美術館ホームページ

 

 

■アクセスマップ