レポート日記
一覧に戻る福岡の山を“あるこう”~文化香る春の天拝山編~

開催日:2023年03月25日
通常授業
桜の花も見頃を迎えた3月、福岡にある山に登りながら春と文化を楽しむ授業が開催されました。
「今日は授業というよりもレクレーションです!」
という学長の言葉で始まった今回の授業。
教室は、なんと筑紫野市にある標高258mの天拝山!みんなで歩いて登る登山授業です。
平安時代に菅原道真公が山頂に立って天を拝んだという伝説からその名前が付いたこの山には
道中に道真公が詠んだ歌碑がいくつもあるということで、
「天拝山に登りながら感じたことを歌に詠んでみよう!」というのが今回の授業の内容です。
(でも実は下山後の二日市温泉への立ち寄り湯を楽しみにしている方も・・!)
参加者の皆さんは、「登山に興味があった」「春を感じたい」「温泉に入りたい」「短歌好き」とさまざまな理由で参加されていました。
集合場所のJR二日市駅で自己紹介をしたら、いよいよ登山スタート!
まずは武蔵寺(ぶぞうじ)へ参拝に行きました。
飛鳥時代に建立され、九州最古の寺として知られています。
境内には、樹齢1,300年と言われる藤が有名なんだそう。
春の自然に囲まれた中、参加者のみなさん同士でおしゃべりしながら歩いていきます。
1合ごとにある道真公の思いが刻まれた石碑を見て、思いを馳せます。
山頂の手前にはラストスパートの400段を超える階段が!
がんばれ〜!!
そしていよいよ・・・!
登頂〜〜!!!
少し霞がかっていましたが、小さく見える街を一望すると
本当に自分たちの足で登ってきたんだな〜としみじみ。。
集合から二時間弱、歩き疲れていましたが、みなさん達成感のこの笑顔!
このあと休憩をして、登ってきた道をまた少しずつ降りて行きました。
登りに比べると下りはみなさんとても晴れやかな様子でした。
肝心の短歌は、、、というと、登っている途中は歩くのに必死でなかなか詠めませんでしたが笑、
そんな中、LINEのオープンチャットに投稿されたみなさんの想いが詠まれた歌をご紹介します。
- 水面揺れ 桜も揺れる 鴨遊び
- 春霞 天拝の空に 笑顔咲く
- 山歩き 明日は絶対 筋肉痛
- 温泉 励みに春の 山登る
- 天拝山 空見上げると 雲かかる飛行機雲
- 道すがら 掛け声清き 山中の 鳴き声清き 見えぬウグイス
- 曇り空 のどかに晴れて 二五八(にこや)かに みんなで登る 天拝の山
- 青空に 桜の隙間 飛行機雲
春と文化(&運動も!)を同時に味わい、心も体も満たされた授業となりました。
お疲れさまでした!
※このあとは解散になりましたが、任意参加で二日市温泉「博多湯」と「ころしのカレー」へ!
二日市を堪能する旅となりました♫
≪この授業のスタッフ≫
コーディネーター 岩永真一
Staff 池田杏美、久保山大輔
レポート 近藤茜
【今回の授業のコーディネーター】

岩永 真一
1981年、福岡市生まれ。就職氷河期世代で内定ゼロで大学を卒業し、アルバイトで社会人を始める。大学卒業前より、まちのそうじをするgreen birdに参画。その後は広告業界でプランナー/ディレクターとしてサラリーマンをしながら、福岡・天神エリアのまちづくり団体にも参画。27歳で脱サラして独立、28歳で福岡テンジン大学を立ち上げ学長を務める。31歳より複数の組織に所属する複業家の働き方を始める。現在は、人材育成・教育・まちづくりや、複数の企業の経営支援など、複数の組織で複数の職業を実践する複業家。2017年、福岡の歴史絵本「のったよ!ふくおかタイムスリップ号」をプロデュース・脚本担当し発刊。2025年よりKBC「ぎゅっと」の第3月曜コメンテーター。
■WEBサイト
・登壇実績
【今回の先生】

まちのみなさん
福岡のまちに暮らす・働く・遊ぶヒト、参加者みなさんひとりひとりが先生です。
【今回の教室】

天拝山
筑紫野市にある標高257mの山。平安時代、昌泰の変で大宰府に左遷された菅原道真が何度も登って「自身の無実を天に拝んだ」という伝承に由来する。登山道には道真公の詠んだ歌碑が設置されており、道真の心境を追体験しながら登ることもできる、山頂には展望台があり、筑紫野市から太宰府方面が一望できる。
■webサイト