フクオカテンジン大学

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「初対面」で仲良くなれるコミュニケーション術

開催日:2023年02月25日

通常授業

 

 

恋愛、仕事、人間関係、ひいては人生全般に影響するコミュニケーション。

『この人と話してよかった。この人の話はわかりやすい。またこの人と話したい。』と相手が感じる人をテンジン大学で育てたいというコーディネーター丸山さんの熱い想いからこの授業は企画されました。

 

今回の先生は生まれつき声が出ずとも初対面の人でもすぐに仲良くなれる、テンジン大学のスタッフでもある吉田さん。

その場面で実践していること、意識していることを惜しみなく伝えてもらいました。

 

 

 

 

初対面の人と話すときの最大のポイントは

 

    • ●自分に自分を持つこと(相性がいるかもしれないが気にしない)
  •  
      ●誰でも受け入れる心構え
  •  
      ●最後まで話を聞く
  •  
      ●笑顔でいること

 

初対面の人に自分がどう思われるか気にしない、

時々、初対面で感じが悪くても話してみると実は良い人かもしれない。どんな人でも少しは受け入れる心構えを、という補足説明もありました。

 

初対面の『印象』はどのように決まるのかとして紹介されたのが『表情:声の大きさ:話す内容=55%:38%:7%というメラビアンの法則』。印象は表情と話し方の93%で決まります。

『これらは非言語コミュニケーション。日常のあなたの話すときや聞く姿勢は大丈夫ですか』という先生の問いにドキッとした人もいたと思います。

 

初対面の人と会った時、第一印象が良くても信用して良いのか、という疑問もあります。

その判断は自分が自己開示するかどうか、相手の言動で決まるとのことです。

授業では皆さん、自己紹介やワークなどでずっと自己開示をしているのです。

 

先生の場合はどこに行っても実践していることとして、

①声が出せないことを伝える(自己開示)

②呼ばれたい名前(あっちゃん)

③最後まで頷きながら話を聞く

 

さらにどうやって仲良くなっていくか、BARやカフェでの実例。

①飲食店の人と仲良くなる(短期間に2~3回行く)

②カウンターに座って常連さんの話を聞いて頷きながらきっかけがあれば話しかけるスタンス(店内の様子を見ながら誰が常連さんか観察する)

③ 常連さんと仲良くなると段々と自分の居場所になっていきます。

 

会話の途中で話のネタが尽き、気まずい雰囲気になったとき、コミュニケーションが上手い人は話題を深堀りしていきます。

その手法として2つ紹介されました。

  • オープンクエスチョン(5W1Hを用いて相手が一言で答えられないような質問)
  • クローズドクエスチョン(イエスかノーでしか答えられないような急ぎで確認するときに適した質問)

 

先生から授業の最後のまとめとして、

伝わったことが伝えたこと。

先生がすぐ誰とでも仲良くなれるのは、笑顔でじっくり話を頷きながら聞いているから。

笑顔は最強の武器。

 

 

 

 

テンジン大学では多くの出会いがあります。

『この人と話してよかった。この人の話はわかりやすい。またこの人と話したい。』とお互いに思い合える人たちがさらに増えてほしいです。

 

Report  久保山 大輔

Photo 志垣 諭紀宏

Staff   竹内 信子

【今回の授業のコーディネーター】

「初対面」で仲良くなれるコミュニケーション術

丸山 未来

福岡市出身。福岡工業大学を卒業後、東京のIT企業に就職。転職を繰り返しながら、約10年働き、そろそろ福岡にUターンしたいと思っていた頃に、たまたま福岡移住のイベントで岩永学長とテンジン大学を知る。どうせ福岡に帰るなら、大学時代の地域のボランティアのような、福岡を盛り上げられるような仕事をしたいと、2020年4月筑後市地域おこし協力隊に就任。現在は出会いの場作りでイベントの企画・運営を行っている。 テンジン大学は2020年10月から参加。自分がワクワクする授業を求めて、現在奮闘中。

【今回の先生】

「初対面」で仲良くなれるコミュニケーション術

吉田 篤史

1988年福岡市出身。生まれつき気道が成形されない「先天性喉頭閉鎖症」で、医者には一生病院を出られるかどうかわからない、と言われていた。2歳で退院し、以後は表情やジェスチャーでコミュニケーションを覚え、小学校・中学校・高校・専門学校と普通に通い、現在は民間企業で事務をしている。グリーンバード福岡に参加したのをキッカケに、抜群の非言語コミュニケーション能力と、iPadなどのツールを使いこなし、今では福岡テンジン大学で授業コーディネーターや先生を務め、自らの無声コミュニケーションの可能性を広げている。

 

■吉田篤史 facebook

http://facebook.com/atsushi.yoshida22

 

■講師実績

言葉を持たない僕がコミュニケーションに困らない理由とは (テンジン大学授業)

桜坂山ノ手荘NEWS Cafe~コミュニケーションってなんだろう?~ (西日本新聞社主催)

【今回の教室】

「初対面」で仲良くなれるコミュニケーション術

URBANG TABLE(アーバンテーブル)

URBANG TABLEではまちづくりに関するイベントが行われる、学びの場、人とのつながりの場です。(2020年12月にUR都市機構が開設)

TABLE SESSION TENJINなどの開催をとおして、まちづくりに関心のある人が集まり、様々な知識・経験を持ち寄り交流する場を提供している。2023年に向けてリニューアル準備中。現在は、イベントスペースとして貸し出しを行っている。

 

住所 :福岡市中央区天神4-3-30 天神ビル新館1階

利用可能時間 : 平日10:00〜18:00 (要事前予約)

 

 

■TABLE SESSION TENJIN

福岡の未来が広がるトークイベント動画配信チャンネル(Youtube)

 

■webサイト

URBANG TABLE

 

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