レポート日記
一覧に戻るもう周りの目は気にしない!~プロレスラーに学ぶ自分に素直になれる思考法~
開催日:2023年01月28日
通常授業
「受けの美学」って聞いたことがありますか?
今回の先生であるタコスキッドは、現役のプロレスラー。
プロレスの世界には「相手の技を受け、お互いの良さを引き出し、相手を上回る技術とパワーで勝つこと」 という基本的な哲学があるとのこと。
そのため常日頃から、あらゆる攻撃や技に対してシミュレーションを行い、心身を鍛えているそうです。
また、プロレスラー同士の試合は「命を奪うようなことはしない」という信用(相手を認める)と、信頼はしない(良い意味で期待しない)ということで成り立っているとも。
そんなタコスキッドが普段心掛けていることは、
◆最悪を想定する
常に最悪の想定をして、それに対する準備やシミュレーションを行ってあらゆる事態に備えておく。
なので、たいていのことには対処できるし、焦ることもない。
◆周りに期待しない
期待するから、ガッカリしてしまう。
期待していなければガッカリもしないし、逆に良いことがあれば素直に「ありがとう」と感じられる。
テーマである「周りの目を気にしない」ために必要なことは何か。
◆自分の人生は、自分のものであることを理解して「自分に嘘をつかない」こと。
◆自分がやりたいことを、周りのせいにして諦めたり違えたりするのはおかしなこと。
◆自分の人生に責任があるのは、自分自身であって周りの人ではないこと。
自分に起こりうる最悪を想定しあらゆる準備をし、周りに期待することなく自らが信じる正解の道を進むことが「周りの目を気にしない」生き方に繋がっていく。
グループワーク「周りの目を気にしない考え方・捉え方とは?」では、ある参加者の「自分のキャラを作る」という言葉がとても印象に残りました。
授業の最後に、タコスキッドの大先輩が口癖にしていた言葉の元ネタと思われる「ゲシュタルトの祈り」が紹介されていました。
あえて原文で載せますので、ぜひご自身で和訳してみて、その言葉の意味を知ると、また一つの学びになるかと思います。
I do my thing and you do your thing.
I am not in this world to live up to your expectations,
And you are not in this world to live up to mine.
You are you, and I am I, and if by chance we find each other, it’s beautiful.
If not, it can’t be helped.
<この授業のスタッフ>
Report 三河 慶樹
Photo 坪田 政和
【今回の授業のコーディネーター】
貴島 道拓
1992年鹿児島県出身。鹿児島大学卒業後、トヨタ自動車九州(株)に就職し福岡へ移住。トヨタに働きながら、ボランティアでテンジン大学に関わる。その後、2020年に独立し、個人でも”関わった人の道(価値観)を拓く“を人生の軸に、企業や行政と連携したワークショップ、対話型・体験型の企画運営を300回以上行なっている。2021年より、テンジン大学理事。
【今回の先生】
タコスキッド
1976年生まれ 福岡県出身。大学時代に劇団に入団し、その後 独立。舞台俳優、座付き作家、演出家として活躍するも、プロレスラーへ転身。キックボクシング、総合格闘技のプロとしても試合をし、整体師、スポーツトレーナー、飲食業などを経て、東日本大震災を契機にボランティア活動を開始。現在は、福岡県太宰府市で市議会議員、一般社団法人の理事、剣護身術福岡支部 副支部長として『子供』に関する支援活動を行っている。
【今回の教室】
URBANG TABLE(アーバンテーブル)
URBANG TABLEではまちづくりに関するイベントが行われる、学びの場、人とのつながりの場です。(2020年12月にUR都市機構が開設)
TABLE SESSION TENJINなどの開催をとおして、まちづくりに関心のある人が集まり、様々な知識・経験を持ち寄り交流する場を提供している。2023年に向けてリニューアル準備中。現在は、イベントスペースとして貸し出しを行っている。
住所 :福岡市中央区天神4-3-30 天神ビル新館1階
利用可能時間 : 平日10:00〜18:00 (要事前予約)
■TABLE SESSION TENJIN
福岡の未来が広がるトークイベント動画配信チャンネル(Youtube)
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