レポート日記
一覧に戻る頭の中に山ほど抱える「気になること」整理整頓術! ~家事にも応用できる、はじめてのGTD~
開催日:2011年11月26日
通常授業
授業は教会の鐘が柔らかく響き渡る中、
公設民営のサポートセンター、あすみんで行われました。
今回の先生の土谷先生の本業はシステムエンジニアで、仕事量がかなり多く
その整理整頓の為に自分で創意工夫を行っていった結果、
GTDに出会ったそうです!
(本日の先生:土谷 武史さん)
○授業の流れ
【1】GTDとは?
【2】GTDをやってみよう!
【3】GTDツール・運用方法紹介
【1】GTDとは?
自分で自分をコントロールするためのタスク管理手法です。
<基本的な流れ>
①収集…頭の中にある「気になっていること」を紙などに書き出す。
②処理…書き出した内容を、手順にそって、リストに仕分けする。
③整理…リストを自分が使い慣れているツール(手帳やスマートフォンなど)で管理する。
④実行…リストアップした「出来ること」を順次片付ける。
⑤レビュー…日、週単位で「やるべきこと」を見直し、上記手順を繰り返す。
特に収集である「気になっていること」を紙に書き出す作業に、一番時間をかけることがポイントです。その時使うのが、「inbox」という考え方で、いろんな依頼が来て、「やるべきこと」が散在していた状態であれば、そこで一元管理できます。
また、整理の方法は様々です。
アナログ派の方は、手帳、ノート、クリアファイルなどがあります。
デジタル管理の方はGTD専⽤アプリ、googleカレンダーなどのツールを活用しています。
自分に合ったものでやるのが一番です。どちらが合うかは、実際に試してみることだそうです。今回の授業コーディネーターの藤久保さんは「白い紙」と「クリアファイル」を活用中!
【2】GTDをやってみよう!
今回はA4用紙を1人5枚お配りして、
①inbox
②いつかする/あとでする
③プロジェクト
④すぐやる/次にやる
リストを作成しました。(5枚目は予備!)
そして実際に「収集」を2分間行いました。
(名刺づくり、コートを買う、クリスマスパーティの企画、
コンロの電球を買う、ネットの契約を切る、PCを買う…たくさんあるな!!)
さて、生徒さんから出てきた「忘年会」をプロジェクトとして
GTDフローに沿ってみんなで考えてみました。
・忘年会の中にあるタスクは?
→出し物、商品、会場、出欠、費用…。
・そしてすぐにやれる?誰かに任せる?
→時間がかかりそう。自分で実行する!
・望むべき結果は?
→忘年会の場合、みんなが楽しむこと。
・次に取るべき行動は?
→そうだ、景品はロフトに買いに行こう!
これが分かったところで「収集」を再び実行しました。今度は20分間!
ただ、注意点が1つ!書き出していると必ず、「これ、今やらなきゃ」になります。
でも、その時は「収集」の時間。こらえてこらえて、書き出す事が大事です。
では、ひたすら書き出した項目を整理整頓していきます。
最初に土谷先生。「暖房器具が欲しい」。望むべき結果は「おしゃれで和む部屋」。
ということで、それに即してタスクを出していき、次に取る行動を決めました。
オシャレと言えば「ダ○ソン」の電化製品。ということで「インターネットで調べる」。
他にも「モデルルームを観に行く」「店員に聞く」「費用を確認する」
などのタスクが出てきました。
次に書き出したタスクの実現性を個別に見ていきます。
例えば、インターネットならすぐに調べたりも出来るけど、モデルルームは時間がかかる。
次に起こす行動は何なのか。そうやって1つずつ整理をしていく事で、
何をすべきかが見えてきました。
「今すぐする」、「カレンダーに入れる」、「人に頼む」…
整理したことをinboxから消していくのは快感です!
そして見事にinboxにあった「気になること」を分けることができました。
さて、今日の授業はなぜか先生が2人!
コーディネーターの藤久保さんも先生役をしていました!「きっちり」(土谷先生)と「バンバン」(藤久保さん)の二通りの方法が見えてくるのでわかりやすかったです。
(ボランティアスタッフ 古家 靖子)
【今回の先生】
【今回の教室】
住所 : 福岡市中央区大名2-6-46 福岡市立青年センター5F