レポート日記
一覧に戻る【女性限定】きっといつかは子どもが欲しい,かもしれない~卵子凍結体験談~
開催日:2023年05月27日
通常授業
今回の授業のメインテーマは「卵子凍結」。
最近たまに耳にするようになったものの、具体的にどんなものだろう?適切なタイミングは?そういったことを一つずつ学んでいく授業となりました。
まずはコーディネーターの岩佐さんのお話からスタート。
岩佐さん自身、妊活の鍼灸師をしている中で、卵子凍結という選択肢を知ったとのこと。
自分も体験した中でもっと広げていきたいという強い思いから今回の授業企画に至ったそうです。
卵子凍結もお灸も自分の身体に目を向けるという共通点があるとのことで、
リラックスすることも兼ね、アイスブレイクとしてお灸を体験。
知っているようで知らなかったお灸の原料はヨモギの葉。
お灸ってすごく熱いというイメージがあったのですが、意外とじんわり心地よく温かいんですね。アロマの香りもリラックスできました。
合谷(ごうこく)のツボや三陰交(さんいんこう)のツボなどを教えてもらいながら、
皆さん、いろんな種類の香りのお灸に興味深々であっという間に時間が経ちました。
さてここからは本題の卵子凍結のお話。
株式会社Grace Bankの池端さんを先生に迎えて様々なことを教えていただきます。
卵子凍結を知っている人~?という先生の問いかけに手を挙げた方は0。
海外だと卵子凍結費用を会社が負担してくれるといったこともある中で、日本では浸透が遅れているそうです。
日本は世界一の不妊治療大国。
アメリカでは不妊治療の開始が平均34歳であるのに対し、日本は平均40歳ということもあり、日本での体外受精の件数は多いのに成功率はあまり高くないそうです。
メディアでアラフォー世代の出産が増え、自分でも大丈夫という誤解を生んでいることも要因と池端先生はおっしゃいました。
その解決策として卵子凍結があります。
不妊の主な原因となるのは卵子の減少と老化であり、子宮自体は歳をとりにくいため健康であれば不妊に影響しにくいそうです。
そのため、いつかは生みたいという願望を持った際に年齢が若い段階で卵子を採取し凍結しておくことで、生みたいと思ったタイミングで受精の成功率が上がります。
池端先生が「若い卵子を将来の自分へ送る、卵子のタイムカプセルのようなものだ」とおっしゃられていたのが印象的でした。
コーディネーターの岩佐さんは実際に卵子凍結を体験した一人。
一般的に卵子の状態が変化しだす35歳のタイミングを前に34歳に実施を決断したそうです。病院に行かなければならない頻度が高いので、会社の理解が得られたことも決断に大きく影響したとおっしゃっていました。
卵子は生まれ持った時から生きていく上で数が増えないもの、減り方も人それぞれだそうです。残された卵子の目安がわかるAMH検査というもので目安がわかるそうです。(福岡市では全国的にも珍しく、30歳女性に限りこの検査がワンコインで受けられます。)
まずはこういったことから一歩を踏み出してみるのもいいかもしれないですね。
ここからは参加者皆さんで今日の振り返りを兼ねた対話の時間です。
「卵子さえ若ければ生める可能性が上がるということがわかってびっくりした」
「数百万円という出せないほどの費用が掛かるイメージだったが、そうではなくてびっくりした」
といった想像していたよりも検討余地があることがわかり、うれしい驚きだった参加者の方ばかりでした。
詳しく知りたい方は池端先生の会社ホームページも参考に載せますので、
ぜひチェックしてみてください。
株式会社Grace Bank公式HP:https://gracebank.jp/
【今回の授業のコーディネーター】
岩佐 ゆかり
鍼灸師(前職は歯科衛生士)。田中はり灸療院所属。美容と妊活を担当。タイミング~高度生殖医療まで妊娠を望む患者さんの応援をしている。趣味は建築物巡りと糸島。口を開けば糸島を推している。
【今回の先生】
池端 大輔
慶應義塾大学卒業後、金融機関に入社。省庁への企画提案を行う部署や海外法人でのマネジメントを経験。2016年からシリコンバレーにて現地企業とのアライアンス構築などに携わる。グレイスグループでは2021年からサポートに入り現在はCOOを務めている。
<webサイト>
【今回の教室】
田中はり灸療院
福岡を代表する老舗鍼灸院「田中はり灸療院」東洋医学と西洋医学を織り合わせた最先端の鍼灸治療を提供。1948年に開業し75年。「鍼灸を専門とすること」「福岡市で事業を続けること」この2つが大きな特徴です。
「健康」「美しい」「予防」ということをより患者さんの身近なところに医療としてより早いタイミングで予防として関わる100年鍼灸院に向けて挑戦し続ける鍼灸院です。
住所:福岡県福岡市中央区3-12-12天神田中ビル2階
電話番号:092-751-0227
営業時間:平日/9:00~18:30(昼休み13:00~14:00)
土曜日/9:00~16:00(昼休み12:00~13:00)
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