レポート日記
一覧に戻る20・30代のチャレンジ!福岡でやってみたいことをビジネスモデルにするワークショップ
開催日:2023年07月19日
コラボレーション授業
今回の授業は、オンラインによる授業です。早速オンラインならではのチャットにて自己紹介からスタート!
~質問~
➀呼び方
②起業への関心度100点満点中何点?
③この授業に参加しようと思った動機は?
②解答について、皆さんの点数が高くて驚きました!その中でも100点の方にお話をお伺いすると「退職して、起業の準備をしています!」という解答。この授業を受けるだけあって意気込みが違います。その他の方々も80点以上の方も多くみられました。
今回の授業は、そんな生徒さんに非常に有益な授業でした。
今回の先生は学生ながら起業もされている「市丸先生」と福岡県よかとこビジネスプラン審査委員でもあり、元リクルート社員の経歴を持つ「山下先生」このお二人です。
第一部「先生のはなし」
まずは授業の導入として、ファシリテーションでもある学長より、福岡の社会課題である福岡市への人口流入と地方都市の少子高齢化が課題という中で、30代で活躍されている
・門司の菊池さん
参考記事:https://creators.yahoo.co.jp/sakaguchikoji/0200438101
・大牟田の冨山さん
参考記事:https://www.city.omuta.lg.jp/kiji00310394/index.html
を例に挙げ解説して頂きました。
ここから一人目の先生、市丸さんにバトンタッチ。市丸さんは、昨年の「よかとこビジネスプラン」で、学生チャレンジ賞を受賞された当時のお話をして頂きました。その受賞されたビジネスプランは「キタキューバ―ガー」です。
ここでは、市丸先生の発想が、非常に勉強になりました!
若者の流出を逆手に取り、外に出た若者をPR大使に意味を変える。この発想から自慢したくなる都市と食の課題フードロスを掛け合わす。中学生から地域課題に目を向けてこられた市丸さんならではプランで、感銘を受けました。
また、受賞後の心の変化も語って頂きました。
・「なぜ?」と思うことが増えた
・自信が持て、次のステップに行きやすくなった
・出会いが増えた
・資料作成のスキルが向上した
自分の考えを世に出す作業をされた市丸さんは説得力が違います。
次は、二人目の先生山下さんへ
福岡教育大学→(株)リクルート→デロイトトーマツ(Uターン)という経歴をお持ちで、その経験からリクルート時代に学んだビジネスプランの考え方を教えて頂きました。大切なことは、「原体験」で、出来ればマイナスな体験(思い出)からの創造の方が、より良いビジネスの種になるという事です。
第2部「ワーク:ビジネスプランを考えよう」
今回のワークは、二つ。スプレットシート参加者が入力していく方式を取ります。
➀「原体験」から、「誰(顧客)×何(提供価値)×どうやって(手段)」をアウトプットし、ビジネスモデルを考える
②山下先生より2つのビジネスモデル発想法(一つはマトリックス法)を伝授してもらい、そのうちのVPC法を使って➀で考えたビジネスモデルを深堀していきます。
VPC法とは、バリュープロポジションキャンバス(Value Proposition Canvas)の略で、製品やサービスと顧客のニーズとのずれを解消するためのフレームワークです。
ワークの目的は、➀、②内容を人に話す事が大切で、ただ大勢に話すではなく「2人以上4人以下」がベストとの事。一人では客観的な視点がなく、逆に多くなりすぎるとまとまらなくなり、次に進めないからです。
参加者の感想として、
・昨年も参加して頂いたノグチさん:昨年と違った視点が持てて良かった。
・オオクマさん(うきはの宝代表):この授業は、通常3時間以上の濃い内容を一気にやった。スピード感があって、最後までやりきったところが良かった。
最後に、山下先生より小さな倉庫から今や誰もが知っているアマゾンを引き合いに3つの言葉で締めてもらいました。
・常に顧客中心で考える
・発明を継続する
・長期的な視野で考え、ピボットしていく
もし福岡で起業を考えられている方がいらっしゃいましたら、ぜひ「福岡よかとこビジネスプラン」に応募してみてはいかがでしょうか?
<STAFF>
Report:長谷部 雄一
Staff:貴島 道拓
【今回の授業のコーディネーター】
【今回の先生】
山下 直人
平成元年生まれ福岡育ち。アビスパ福岡の下部組織に10年間在籍した元サッカー少年。大学卒業後、株式会社リクルートに入社。中小企業向けのメディア広告企画や経営支援、地方自治体の観光マーケティングやプロモーション・地域の商品開発や人材育成事業などを担当。会社員として働く傍ら、島づくり合同会社を創業し、宿泊施設の運営・体験メニュー開発・情報発信や、自治体連携事業を行う。2022年にUターン転職を機に九州に戻り、有限責任監査法人トーマツにて、創業・スタートアップ支援、地域イノベーション政策の企画・運営、九州圏内企業の新規事業開発プログラムの事業推進支援などを担当している。
市丸 裕也
2001年生まれ、北九州市出身。中学校2年生のときに、青少年育成事業に参加したのがキッカケで、地域活動に関心を持ち参加するように。地元の北九州市立大学・地域創生学群へ進学、2022年の北九州市成人式の代表を務める。同年、“若者による循環型まちづくり団体”「CityCircle」を設立し、まちの『経済』『ひと』『資源』『情報』の循環を目指す事業を展開中。
<WEBサイト>