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レポート日記

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ふくおか未来会議 ~10年後の福岡を創造しよう!~

開催日:2023年08月26日

コラボレーション授業

10年後の福岡の未来はどのようになっているのか、皆様は日常生活でそのようなことを考えたことはあるでしょうか。今回の授業では各自が思う福岡の未来について話し合い、多くの学びがありました。

 

 

8月26日(土)、西南学院百年館にて授業が行われました。最初、官(行政)の染井 様、産(産業、企業)の前田様、学(教育)の山田様の講義が行われました。お三方、それぞれの立場から現在の福岡市の良い点、問題点などを話されました。

染井様は、福岡市はコンパクトシティであることや住民が住みやすさを感じている点が魅力的だと話され、福岡市が成長していくためにどのような取り組みをしてきたかを話されました。

 

 

前田様は産業、経済の立場で労働人口が減る未来にむけてどのような取り組みを考えておられるかを話され、福岡市だけが発展するのではなく、九州、日本、人類の発展に貢献したいと言われました。

 

 

山田様は地域と大学の関係について講義され、大学を通じ多様な若者が福岡に集まり、定着するためにはどうしたら良いのかということをお話しされました。

 

 

 

 講義のあとは10年後の福岡がすばらしいまちになっているとしたらどんなことが実現しているかというテーマで、グループで話し合いが行われました。私がいたグループでは「障害のある方や高齢者、母子家庭といった立場の方も安心して住んでいる」や「多様な業種の就職先があるまち」などの意見がでました。席を移動した先でも「選挙マルシェをし、民主主義を発展させる取り組みを福岡市が率先して行った方が良いのではないか」という具体的な考えもあがりました。

 

 

どのグループでも活発な話し合いが行われており、福岡がより良いまちになっていくことについて真剣に考えておられることが伝わってきました。

自分が考えていることを他者と共有することによって新たな発見もあり、年齢、性別、職業が異なる人と話すことにより、自分だけでは考えつかなかった意見も知ることができたと思います。

今日の授業をきっかけに、自分だけではなく周囲が幸せになっていくためにはどうすれば良いのかということを少しでも日常生活の中で考えていきたいと思いました。

理想的な未来を一人で切り開くことは大変ですが、皆が少しずつ行動することによって、より良い未来は見えてくるのではないか、そんなことを感じた一日でした。

 

 

 

<今回でてきた「10 年後どんなことが実現しているまちであってほしいか?」市民からの メッセージ> 

・誰もが月曜日がまちどおしいまち 

・チャレンジできるまちになってほしい 

・日常的につながり、非日常を楽しめるまち 

・交流が盛んな街 

・ずっと住みたいと思える環境がある街 

・世代を超えて、いろんな人が混ざって活動できている 

・性別、世代、国籍問わず笑顔で円を囲み、団欒している街 

・歴史を大切にし、市民同士が積極的に関わり、助け合う街 

・ゼロカーボン首都福岡 

・はたらく、暮らすの選択肢にワクワクできる街 

・福岡市だけでなく、福岡県で誰もが住みやすい街づくり 

・楽しい街 

・人や生き物の活力にあふれた街 

・どんな人、業種でも働きやすい街 

・ゆるいつながりがある街 

・九州、日本の入口。変わるものもあれば、変わらないものもしっかりとある

・いきいきと過ごせる街 

・みんなが笑顔で健やか過ごせるゆるい繋がりのある街 

・つながりを大切にできる街 

・やりたいことを若者が素直に挑戦し、活性と自己実現で溢れる街 

・良い想い出で溢れる街 

・世代や属性をまたいで市民同士がつながれる街 

・多様な人が楽しくくらせるまち 

・個人個人の考えや意見が尊重されるようなまち

・あらゆる人に選択肢「可能性」が開かれているまち 

・福岡にあるすべての市町村が協力して福岡の街づくりに取り組んでいる

・利益重視でなく情報共有してみんなで作り上げていくまち 

・みんなにやさしいみんながやさしいまち 

・みんなが活き活きと笑顔で暮らしている街! 

・幸福を感じるまち 

・若者も働き者も高齢者も同じだけ住みやすい街 

・やっぱり、人づくり 

・学びあいの環境づくり 

・子どもの安心安全のために、大人が協力し合い子育て世代の経済的不安をなくし、子供 が「良い学び」にアクセスできるまち 

・子育て世代、障がい者、高齢者など誰ひとり取り残さない町 

・公民館が全世代にとってのよろず相談所に 

・誰もが平等に幸せを享受することができるまち 

・住むのが楽しいまち 

・植木を道路沿いに森のある街 

・観光地間を結ぶ周遊専用バス 

 

 

 

 

<今回でてきた市民からでた模造紙抜粋> 

問い:10 年後の福岡が素晴らしいまちになっているとしたら、そこではどんなことが実現 しているでしょうか? 

 

 

 

 

Report 野田真紀子

Photo  山下薫乃

Staff 丸山未来、清藤誉、森彩夏、岩下大祐、佐藤葉子

【今回の授業のコーディネーター】

ふくおか未来会議 ~10年後の福岡を創造しよう!~

貴島 道拓

1992年鹿児島県出身。鹿児島大学卒業後、トヨタ自動車九州(株)に就職し福岡へ移住。トヨタに働きながら、ボランティアでテンジン大学に関わる。その後、2020年に独立し、個人でも”関わった人の道(価値観)を拓く“を人生の軸に、企業や行政と連携したワークショップ、対話型・体験型の企画運営を300回以上行なっている。2021年より、テンジン大学理事。

【今回の先生】

ふくおか未来会議 ~10年後の福岡を創造しよう!~

前田 真

1962年(昭和37年)福岡県出身。1983年国立久留米工業高等専門学校電気工学科卒、日本電気(株)入社。設計及び研究に従事後、92年九州松下電器(株)(現パナソニック社コネクテッドソリューションズ社)入社。佐賀事業部、国内販売事業部等にて企画・営業業務に従事。2004年より国立大学九州大学知的財産本部(現学術研究・産学官連携本部)にてプロジェクトコーディネート、大型プロジェクトマネジメント等産学官連携業務に従事し、同本部 准教授/副本部長を歴任。2014年より産学連携機構九州 代表取締役社長、現在に至る。

 

 

ふくおか未来会議 ~10年後の福岡を創造しよう!~

山田 雄三

徳島県徳島市生まれ。大学の地域連携コーディネーターとして、大学と社会の多様な主体をつなぎ、社会の課題解決や未来創造に資する様々なプロジェクトを立ち上げ、支援する実践活動に10年以上従事。2018年には、福岡都市圏の14大学・福岡市・福岡商工会議所・福岡中小企業経営者協会が参画する「福岡未来創造プラットフォーム」の設立に携わり、現在まで全体のコーディネーターを務める。主な著書として、『ニュータウンのあの頃とこれから~日の里団地1971-2021~』(弦書房、2022年)などがある。

ふくおか未来会議 ~10年後の福岡を創造しよう!~

福岡市役所 総務企画局 企画調整部

私たちが住む福岡市を次世代に引き継ぎ、さらに魅力的なまちにしていくため、市の将来の方向性を定める新たな「基本計画」を、市民の皆様と一緒につくるプロジェクトを現在実施中。

 

<WEBサイト>

福岡市役所

【今回の教室】

ふくおか未来会議 ~10年後の福岡を創造しよう!~

西南学院大学 西南学院百年館 多目的ホール

西南学院の創立100周年を記念し、本学の教育・研究活動のみならず、同窓生や地域の皆さまの交流の場として、2016年にオープン。貸出施設として、学会、講演会や懇親会などに利用できる多目的ホール、授業、会議などに利用できるセミナー室、会議室がある。

 

住所:福岡市早良区西新3-13-1

電話番号:092-823-3153

 

■WEBサイト

西南学院大学 西南学院百年館(松緑館)

 

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