レポート日記
一覧に戻るチャンスをつかめる人材になる ~理想のキャリア、人生を送るために~
開催日:2024年02月24日
通常授業
自分にとって理想のキャリアとはなんだろう、自分にとっての幸せとは?皆さんはそのようなことを考えたことがありますか。今回の授業では人材エージェントの萩野信介先生をお招きし、どのようにして自分のチャンスをつかむのかを考えました。
萩野先生は現在、企業の採用活動や転職者の就職支援などをされておられます。自身の転職の経験を活かしたいとの思いからでした。
多くのキャリアセミナーでは自己研鑽や目標設定の必要性を訴えていますが、それを達成できる人は全体の5パーセントくらいで、転職者の自己肯定感を下げてしまっているというお話をされました。またAI時代への対応やお金と幸せの関係性も転職活動では考えた方が良いそうです。
キャリアは偶然の割合(家族や健康、新しいテクノロジー等)で決定されることが8割であり、その中で行動や努力ができるかということが重要ということでした。
理想のキャリア人生を考えるワークショップとして、自分の3年後の理想に近い画像を検索するということを行いました。
その後の共有で、私がいたグループでは、「家族とゆったりとした時間を過ごしたい」「ワークショップを行い助け合いたい」「福祉施設を運営したい」といったものがありました。
ライフステージは変化しますが「今」求められているものをさがすということが大切だと荻野先生は言われました。
必要なお金についての授業では、ライフプランや家族の人数においての自分の必要額を計算しました。家族構成や子どもの教育費によって必要額は変わりますが、貯めすぎて今が幸せではない、ということはあまり良いことではないそうです。
転職の際、チャンスをつかめるのは「誰にどんな未来を届けたいか」と「自分の原体験」を、パッションを持って伝えることができる人とのことでした。
実績だけを伝えるのではなく、そこに至るまでにどのような工夫をしたのかを小さなことでも良いのでストーリーにする、言葉にするということをしてほしいと言われました。
転職は感情に任せるのではなく、親身になってくれる転職エージェントをさがし、行きたい会社を決める、不足している経験、スキルを埋めるというように順を追ってしていくことで成功する確率が高くなるそうです。
相手に自分の思いを伝えることはチャンスを広げることでもあり、これは転職活動だけではなく、様々な場面で使えるとのことでした。
授業終了後も荻野先生に熱心に質問をされる方もおられ、「自分の人生」を考えるきっかけになった充実した授業でした。
人と比べるのではなく自分軸で自分の幸せや家族の幸せ、また社会への貢献を考えていきたいと思いました。
<STAFF>
Report:野田真紀子
Photo:岩佐ゆかり
Staff:竹内信子、戸次まゆみ、濱砂順子、吉田篤史、角田真悠
【今回の授業のコーディネーター】
【今回の先生】
荻野 信介
立命館大学を卒業後、新卒でCCCに入社し、TSUTAYAの店舗運営や自社メディアの広告営業に従事。その後、外資系製薬企業のMRとして、ノボノルディスクファーマ・ヤンセンファーマ・ユーシービージャパン・アレクシオンファーマで勤務し、8剤の新薬のローンチに貢献。現在は、人材紹介企業にて企業の採用活動や求職者様の転職活動の支援に従事。
【今回の教室】
QHub 九州しあわせ共創Hub
九州博報堂が、社会課題の解決に向け多様なステークホルダーが垣根を越えてアイデアを出し合い、“共創”することで「地域の共創にドライブをかける場をつくりたい」と、2023年1月に社内の一角に設けたスペース。九州博報堂は、2020年に西日本新聞の子会社であった西広が博報堂九州支社と事業統合して社名変更した広告会社。
住所:福岡市中央区天神1-4-1 西日本新聞会館ビル 14階
※国体道路沿のビルになります。
※博多大丸の入口の横に、ビルの入口があります。
※14Fの九州博報堂のオフィス内になります。
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