フクオカテンジン大学

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レポート日記

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私たちのまちの未来について考えよう

開催日:2023年11月25日

通常授業

みなさんは、福岡市の総合計画をご存じですか?

福岡市は、次の10年後どんなまちにしていきたいかの計画を10年ごとに立ててきました。60年前に始まり、今は次の10年のプランを考える時期にあります。

 

 

 

今回の授業では、福岡市の基本計画についての学びを深めつつ、まちのみなさんと福岡市のこれからを語り、考えました。

 

 

 

 

本日の授業は少人数ですが、福岡の地縁や普段していること、年齢も多種多様な方々が集まり、みなさん今日はどんな話になるかわくわくした表情からのスタートでした。

 

最初に福岡市の基本計画についてのお話を伺いました。

 

 

 

 

 

そして、市民の話し合いの中で生まれた40個の意見から気になるスローガンを選び、みんなで話し合います。

 

 

 

重なる部分と重ならない部分がありつつ、「ゆるいつながり」というフレーズに共通した何かがあると気付きました。

 

 

 

では、みんなが思う「ゆるいつながりがあるまち」って?

 

 

例えば、ご近所さんとの挨拶、駅での席の譲り合いで起きるコミュニケーション。

このおせっかいや街中の知らない人同士と交わす当たり前の笑顔は、当たり前ではない地域もあるみたいで、福岡の人はその良さに気付いていないからもったいない、という声もありました。また、大学のサークルのような気楽に出入りできる環境もゆるいつながりに近いかもしれません。

 

 

つながりを含む概念として、「コミュニティ」は、抜けにくくて村社会に近く、ガチガチで「ゆるいつながり」とは違いそうです。でも福岡独特の勢いはなかなか面白いので、挑戦したい人はどんどん担ぎ上げていきましょう。

 

一方多くの人にとってコミュニティは、ハードルが高くて行きたくても行きにくい存在ではないでしょうか。そんなとき、来てみらん?!のような、福岡らしい「ゆるいつながり」にあるおせっかいをみんな求めている気がします。

 

また、「屋台文化」の絶妙なゆるい距離感が福岡のつながりを象徴しているのでは、という話が出ました。屋台では、知らない人とでもその場で話しかけて仲良くなれて、その場限りでちょうどよく楽しめます。

 

 

 

今回は、村と都会の間のような、屋台文化に見られるような、ちょうどいい「ゆるいつながり」から、福岡のまちについて考えました。

 

それは、外の人にウェルカムな性格や、他の人を気にかけて声をかけるおせっかいさにも表れ、身近なところでまちの魅力を高めています。

 

新しいまちを考える上で、大切に守っていくべき文化だと強く認識しつつ、福岡への愛を確かめることのできた一日となりました。

 

 

Report 吉本萌々花

Photo 佐藤葉子

 

【今回の授業のコーディネーター】

私たちのまちの未来について考えよう

貴島 道拓

1992年鹿児島県出身。鹿児島大学卒業後、トヨタ自動車九州(株)に就職し福岡へ移住。トヨタに働きながら、ボランティアでテンジン大学に関わる。その後、2020年に独立し、個人でも”関わった人の道(価値観)を拓く“を人生の軸に、企業や行政と連携したワークショップ、対話型・体験型の企画運営を300回以上行なっている。2021年より、テンジン大学理事。

【今回の先生】

私たちのまちの未来について考えよう

まちのみなさん

福岡のまちに暮らす・働く・遊ぶヒト、参加者みなさんひとりひとりが先生です。

【今回の教室】

私たちのまちの未来について考えよう

天神パークビル10F

昭和通り沿いにある10階建てオフィスビル。1階にエントランスカフェがあり、天神で働く人々が訪れる場となっている。5Fに入居しているスペースRデザインが運営管理を行い、「コレクティブオフィス」というテーマで運営され、様々な設備に加えて、セミナーやもちつき大会など多様なイベントが開催されるビル。

 

住所 : 福岡市中央区大名2-8-18

電話番号 : 092-720-2122

 

■webサイト

天神パークビル

http://www.space-r.net/tenant/tenjinpark