フクオカテンジン大学

フクオカテンジン大学

企業・自治体の皆様 学生登録

レポート日記

一覧に戻る

大人も子どももチャレンジしよう!~ワクワクの連鎖の発信源・らくえい子どもマルシェのひみつ~

開催日:2024年02月24日

通常授業

突然ですが、みなさん!チャレンジしてますか?

大人がいきなり言われるとギクッとするフレーズなのではないでしょうか。

今回の授業は大人も子どもも参加できる授業で、「チャレンジ」について体験を通して考えました。

 

 

今回の先生は、水泳指導歴29年のなかはらコーチと水引作家の悠*harukaさんのお二人。

異業種のお仕事をされているお二人ですが、ある共通点がきっかけで意気投合します。

それは「チャレンジ」をしてきたこと。

なかはらコーチ「世界マスターズ水泳2023福岡」に出場するべく制限タイムをクリアする努力をし、世界のマスターズ水泳にチャレンジし、

悠*harukaさんは企業勤めを辞め「やりたい!」と魅了された水引細工に本格的に取り組み、東京オリンピック2021フランス語通訳ボランティアチームの方へのお土産に選出されました。

一生懸命チャレンジすることで出会いがあり、成長でき、次のワクワクにつながる、ということを知ったお二人は、「やりたい!」「やってみたい!」を全力でカタチにしながら、子どもたちにもこの体験を体感してほしいと思い「らくえい子どもマルシェ」を始めることになったそうです。

 

 

では、具体的に何を始めたのか。

それが、この授業の話題の中心となる「らくえい子どもマルシェ」です。

らくえい子どもマルシェとは、未就学児~中学生までの子ども作家さん自らが作ったハンドメイド作品を実際のお金で販売したり、ワークショップで先生になったり、子どもたちの得意をカタチにし、出店できる「おこづかいに繋がるお金の学びを実践する」イベントです。会場を通りかかる一般の方がお客様になります。

子ども作家さんは材料費の予算を考えるところから、広報の仕方、金額設定、お客様のニーズを考えて商品を作ること、実際に販売することをすべて体験することでたくさんのことを学びます。

 

 

作品作りから、主体となるのは子どもで、保護者は手伝いたい気持ちをグッと堪えて見守り、難しい場面ではそっとサポートするという、最終目的は「子どもがひとりで出来る様になること」も、他者にはない子ども主体のマルシェです。

 

 

「子どものチャレンジ」という観点から「子どもマルシェ」につながったのは、

悠さんの日常の中での些細な経験からでした。

キャッシュレス時代に生きる子どもが、現金を見る機会が減ったことで「魔法のカード(クレジットカード)があれば何でも買える」と思っている光景を目の当たりにしたそうです。

クレジットカードでものが買えるのは裏側にお金があるから、そのお金は誰かが頑張って仕事をした結果である、ということを子どもに伝える必要性を感じました。

 

そこで、「チャレンジをすること×お金の流れを知ること」ができるマルシェという形で、

子どもの挑戦を応援する環境づくりを実現することにしたそうです。

 

らくえい子どもマルシェの生い立ちを知った後は実際の雰囲気を体験♪

過去に何度も出店をしたことがある現役こども作家さん3名に教えてもらいながら、

レジンのストラップづくりと海洋プラスチックごみを使ったアートづくりを体験しました。

 

 

子ども作家さんのリーダーシップは大人顔負け、とてもわかりやすくワークショップをしていただきました。

ペンチの使い方、アートの発想力に至るまでプロフェッショナルでした。

参加者の大人も子どもも終始ワクワクしながら初めて行う作業に悪戦苦闘・・・。

それでも、とってもかわいい作品がたくさん出来上がりました!

 

 

現在は着々とイベントの開催数を増やし、大人と子供の視点の違いで互いに学びを得るために、大人作家さんにも参加いただくコラボ回もあるそう。

子どもたちも、インスタを始めたり、動画編集技術を勉強したりとマルシェのクオリティをどんどん上げていく努力を続けていました。

「チャレンジ」することの素晴らしさを肌で感じることができた今回の授業。

今回授業に参加されたお子さんからも未来の作家さんが生まれるかもしれません。

 

 

Report:森彩夏

photo:佐藤葉子、平嶋須磨子

【今回の授業のコーディネーター】

大人も子どももチャレンジしよう!~ワクワクの連鎖の発信源・らくえい子どもマルシェのひみつ~

みね せりか

生まれも育ちも福岡市。開校当初からスタッフとして携わる夫に遅れること10年、2020年9月からテン大スタッフとして参加。地方公務員、個人事業主、会社員…と様々な働き方を経て、近所の子どもに「何の仕事しとーと?」と訊ねられても即答できない、まぜこぜなキャリアを邁進中。テンジン大学では授業局に所属するほか、コーディネーターとして「これって、おもしろいから誰かと共有したい!」という思いを起点に、テーマにとらわれずあらゆる授業を企画している。

【今回の先生】

大人も子どももチャレンジしよう!~ワクワクの連鎖の発信源・らくえい子どもマルシェのひみつ~

らくえい子どもマルシェ

らくえい子どもマルシェを主催する「楽泳スイミング中原コーチ」と「博多弁濃い目の水引作家悠*haruka」は共に福岡市東区在住。共通の友人の子がスーパーでおねだりする姿とその会話の内容をキッカケに「TEAMらくえい」を結成し、2022年5月子どものお小遣いにつながる学びを実践する「らくえい子どもマルシェ」を開催。以降、年に4回のペースで福岡市東区に笑顔と活気溢れる他者にない参加型マルシェを全力展開中。2024年3月31日(日)には第9回目がガーデンズ千早にて開催される。子どもも大人も「やってみたい!」を、全力でカタチにするTEAMである。

 

<webサイト>

らくえい子どもマルシェホームページ

【今回の教室】

大人も子どももチャレンジしよう!~ワクワクの連鎖の発信源・らくえい子どもマルシェのひみつ~

QHub 九州しあわせ共創Hub

九州博報堂が、社会課題の解決に向け多様なステークホルダーが垣根を越えてアイデアを出し合い、“共創”することで「地域の共創にドライブをかける場をつくりたい」と、2023年1月に社内の一角に設けたスペース。九州博報堂は、2020年に西日本新聞の子会社であった西広が博報堂九州支社と事業統合して社名変更した広告会社。

住所:福岡市中央区天神1-4-1 14階

※九州博報堂のオフィス内になります。

 

 

■WEBサイト

九州博報堂

九州しあわせ共創ラボ 

 

■マップ