レポート日記
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開催日:2024年10月26日
通常授業
今回の授業の先生は、アーティスト「在」さん。在と書いて「ある」と読みます。
20歳で福岡県出身。
今、大学で心理学を学んでいます。
在さんが、絵を描き始めたのは1年前。
当時、在さんは気持ちが沈んでいました。
「美」に対する基準が人によって違うこと、SNSで飛び交う「美」の情報。
それらに翻弄される日々。
気持ちが沈んでいたその時、自分の気持ちを表現・可視化したいと思うように。
言葉では表せない。だから絵を描いた。
色の力を使って描いた自分の感情。
絵が出来上がったとき、自分がネガティヴに思えたものもポジティブに思えた。
それが原体験となり、在さんは絵を描き始めたとのこと。
在さんが描く絵は抽象的な絵。
見る人によって解釈が異なります。
その解釈は個性や独自性の現れ。
絵を見てモヤモヤを感じ、それらを表現していってほしい。
在さんは、参加者にそう呼びかけました。

ここからワークショップが始まります。
チェックイン。
コーディネーターの前田さんからお題が出ます。
「あなたを漢字1文字で表すとしたら?」
そのお題を使って、参加者同士で自己紹介。
次に、ワークシートが配られます。
そこには問いが。
①この作品を見てあなたは何を思い浮かべますか?
キーワードをいくつか書き出してみましょう!
②いつどこでこの絵を観たいですか?観たくないですか?
それはなぜですか?
最初は1人ワーク。これは自分との対話です。
在さんは1つの絵を紹介します。

参加者は、絵を鑑賞しワークシートに書き込んでいきます。

次は、グループワーク。これはみんなとの対話です。
絵を観て、何を思い浮かべたのか、いつこの絵を観たいか、もしくは観たくないのか話し合いをします。
いろんな意見が出てきたところで、在さんからお話があります。
どのような気持ちで、この絵を描いたのか。
※これは正解を説明するものではなく、在さんの考えや気持ちを紹介するものです。
『人間が「個」として存在していることへのさみしさ』から絵を描き始めたとのこと。
個である以上共有できない感情がある。もしそれが共有できるなら・・・。
そんな思いがあるそうです。
絵の細かいところ1つ1つにきちんと意味を込めていることを話してくれました。

似たような解釈や違う見方の発見もありました。
この後、もう1度グループで対話します。
新しい視点をもらったことで、会話が盛り上がっていきます。
今度は違う絵を在さんは紹介します。

まず、1人ワーク。
次に、グループワーク。

そして、在さんの話。
この絵は、共依存がテーマ。
外国のセブ島に行ったとき言葉が通じなかった。
そのもどかしさを表現しようと描き始めた。
それから、SNSを通じた共依存の絵へと変わっていったとのこと。
赤が女性、青が男性。
お互いを縛り合い、2人の間はきれいで明るい黄緑色の世界。でもその背後は・・・?
それらをイメージして絵描いたとのこと。
その話を聞いて、またグループで対話をしました。
在さんからお話があります。
個性、独自性を大事にしてほしい。
SNSで「美」の基準を互いに見せあい、そこに美容業界の金銭的利益も絡み、断定的な基準が飛び交う。
「美」の基準に振り回されて、気持ちが沈んだ。
絵を描いて感情を可視化したとき、もっと自分を大事にしていきたいと思った。
社会の中での統制があっても、個性を大事にしてほしい。
参加者の皆さんはしっかりと聞いていました。
授業のまとめ、チェックアウトです。
コーディネーターの前田さんから、お題が出ます。
「あなたをハッシュタグ3つで表してください。※肩書きNG」
肩書きを禁止されたので、参加者は困ってしまいます。
しかし、肩書きが禁止されたことで、自分は何者なのか参加者の皆さんは問い直していました。
最後は皆さんで集合写真撮影。お疲れ様でした。

Report 與小田 俊宏
Photo 佐藤 葉子
Staff 江山 智美
【今回の授業のコーディネーター】
前田 也詠子
2000年福岡市生まれ。西南学院大学文学部外国語学科英語専攻卒。大学2年から福岡テンジン大学のボランティアスタッフとして参加しており、「ふくおか対話と学び学園祭」や「ふくおか夜なべ談義」、大学生の学び場「Liberal Arts Program for Next Leaders(通称:LAP)」の事務局を担うなど、対話を主軸とした活動に力を入れている。現在はアート販売の仕事に携わりながら、毎日イラストを描いたり、「アート×対話」のワークショップ作りをしたり、日々自分のやりたいことを楽しんでいる。
<Instagram>
プライベート用
https://www.instagram.com/lap_maeko/
イラスト投稿用
https://www.instagram.com/maekogram/
Liberal Arts Program for Next Leaders
【今回の先生】
在
西南学院大学人間科学部心理学科4年のアーティストである。「色の力でネガティブなものでさえも美しくしたい」という願いから、福岡県内外問わずグループ展や個展、ライブペイントなどを複数回開催している。「存在感をもちながらも目に見えない不可視の世界や抽象的な概念の表出」がコンセプトである。セブ島での路上販売など、日本のみならず世界での販路も拡大中である。
<webサイト>
「在」公式Instagram
【今回の教室】
QHub 九州しあわせ共創Hub
九州博報堂が、社会課題の解決に向け多様なステークホルダーが垣根を越えてアイデアを出し合い、“共創”することで「地域の共創にドライブをかける場をつくりたい」と、2023年1月に社内の一角に設けたスペース。九州博報堂は、2020年に西日本新聞の子会社であった西広が博報堂九州支社と事業統合して社名変更した広告会社。
住所:福岡市中央区天神1-4-1 西日本新聞会館ビル 14階
※国体道路沿のビルになります。
※博多大丸の入口の横に、ビルの入口があります。
※14Fの九州博報堂のオフィス内になります。
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