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レポート日記

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福岡起業最前線 ~成功の裏に人材アリ!~

開催日:2012年01月28日

通常授業

今回は5人もの先生がきてくれました。

岩永学長、石井社長、児島社長、市丸社長、足立社長

がそれぞれの体験談などを話して頂きました。

 

 

本日の授業スケジュール

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①福岡について・起業の土壤

②起業家の話-1

   体験談を聞いてワークショップ

③起業家の話-2

   体験談を聞いてワークショップ

④コーチングの話

   聞いて、今日の振り返りのワークショップ

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という流れで授業が展開していきました。

 

 

最初に、「なぜ、授業に参加したのか?」を聞いてみると、

・起業したい、もしくはしたばかり、という人

・起業する気はないが、起業家の話を聞いてみたい

と、皆さん「起業」に関心のある人たちが集まってきているんだな、と感じました。

 

 

①福岡について・起業の土壤 (岩永学長からの説明)

福岡は都市圏の中でも一番高齢化が進んでいない元気な街です。

東京(首都圏)はかなり高齢化が進んでいます。数値で一目両全です。

 

 

・東京(首都圏)

生産年齢人口(15~64歳) : -147万人

65歳以上の人口       : +269万人

(147万人というと福岡市の人口がたった10年で減ると考えると恐ろしいですね)

 

・福岡都市圏

生産年齢人口(15~64歳) : -1万4千人

65歳以上の人口       : +9万3千人

 

 

最近ではパルコや博多阪急、さらにH&Mが福岡に出店するようになりましたけど、

なぜ福岡に出店するのでしょうか?

福岡は若者が多いから市場調査として福岡に出店していると考えられます。

開業率も全国一位なので、福岡には元気がある若者が多くいるので

やっぱり福岡は元気な街と言えます!

 

 

 

 

 

②起業家の話-1 (石井社長)

東京でいろんな経験され、福岡に戻ってきた際に26歳の時に、大名に第一号店を創業されます。試行錯誤して三年で五店舗まで成長させた経営者の体験談を聞きました。

 

 

 

 

・「初心を忘れない」

起業した時の熱い思いを忘れないことが大切なことです。

人生たくさんの困難があり、そのため忙しくなったりして働いていくうちに、

自分がなぜ起業しようと思ったのか忘れてしまいがちになります。

 

・「頭を共有する」

意見をぶつけ合って考えを共有することが大切、とお話されました。

石井社長のお店では、お客様がどうやって喜ぶのか自分らで意見をぶつけ合って

従業員が運営しています。人は考えることで成長するので考えることは大切なことです。

 

 

「今の話をきいて起業にイメージはどんな変化がありましたか?」

三人ずつでワークショップしてもらいました。

 

 

 

③起業家の話-2 (児島社長)

20代の時、営業職で常に成績トップで誰にも負けないというと自信を持って、起業するが人間関係で悩んでしまった。それを活かして加圧トレーナースタジオを起業され

 

 

 

 

・「失敗を活かす」

児島社長は、外資系企業の営業マネージャーになったとき、給料は部署の歩合制だったそうです。

皆さんは、もし自分の給料が部下の成績も反映される場合どうしますか?

児島社長は毎日イライラして部下との人間関係もうまくいかなくなり、

一人の方が楽だと思い、一人で運営していったが続かず・・・。

このときの失敗が後々、役に立ったそうです。

 

・「任せる」

一人で運営した時に「一緒に何かをやる仲間がいること」が大切だと思ったそうです。

その経験を活かして、今は従業員にお店を任せて失敗しそうと思っても、

任せたからには信用して何も言わず見守り、

失敗して次へと繋げれば問題ないと思考が変えたそうです。

 

・「伝える」

人は、ちゃんと伝えないと動かないです。ちゃんと伝えるってとても難しいです。

例えば、あの船を撃沈しろと!?とただ言われたら、なんで?と思いませんか?

あの船はこうこう理由で撃沈しろと!?と言われたら納得して動けます。

部下に指示してもちゃんと伝わってなかったら、思い通りに動いてくれません。

何事にも言えます。伝える時はちゃんと伝えましょう。

 

 

「今の話を聞いて、 起業のマジメントにおいて自分自身を活かせる強みはなんですか?」

と三人ずつワークショップしてもらいました。

 

 

 

 

 

④コーチングの話 (市丸社長・足立社長)

・「コーチングマネジメントについて」

従来の強制型コミュニケーションから、共生型コミュニケーションへと変わりました。

それは指示命令を与えるやリ方から、質問するやり方に変わったということです。

「指示命令を与えるやり方」がティーチング、「質問するやり方」がコーチングです。

コーチングは、対話式で質問しながら提案していきます。

 

 

 

 

<コーチングの三大効果>

1.相手を育てる:

コーチングとは、相手が望んでいる目標に向かって目標をかなえることができるように、

相手が自ら行動することを促すものです。

2.相手を支援する:

コーチングとは、相手が望んでいる目標に向かって目標をかなえることができるように、

相手が自ら行動するための支援(サポート)です。

3.相手を前向きにする:

これまでの強制型コミュニケーション(上司による指示命令に従うもの)に加えて、

共生型コミュニケーション(上司からの質問に対し、部下が自ら考えるもの)を取り入れ、

相手のやる気を高めることによって、自ら気付き、学び、能力を発揮し、

成果を実現する自立型人材を育成します。

 

 

・「コミュニケーション」

コミュニケーションとは、なんでしょう?

簡単に説明するために市丸社長と生徒さんがボールを使ってキャッチボールしました!!

急にボールを強く投げると、相手はビックリして怒ってるのか?と感じたりします。

日常会話でも同じことが言え、 声の高さや口調で相手の気持ちが感じ取れますよね!

 コミュニケーションとは、双方向で言葉のキャッチボールをすると、相手のことを知れて、

その人自身も自分を信頼してくれます。

 

 

 

 

組織の中でコミュニケーションが取れていない人とそのままでいるとプロジェクトを立ち上げた時は生産性が低いというのです。そのため、その人と信頼関係を埋めるコミュニケーション作る時間を作ることが大切です。

 

 

<部下が指示した仕事が出来ていなかったときのリーダーシップ>

・何のためにやるのかがわかっていない時は、 どうやったらうまくいくのかを考えティーチングをする。

・知識が足りない時は意味づけしてティーチングする。

・目標が明確になってなければ、未来をティーチングする。

・過去のプロセスが悪かったら、そこをティーチングする。

 怒る前に「なぜ出来てないのかを問いかけすること」が部下とのコミュニケーションに繋がります。

 

 

「二社の事例について」

リーダーシップには、二通りがあります。

石井社長のリーダーシップは「目標決めて逆算的に動く」リーダーシップタイプ。

児島社長のリーダーシップは「目の前のことを、とことんやって気づいたらココ」というリーダーシップタイプ。

 

 

 二社の事例を聞いて21世紀のマネジメントとは

人を大切する企業はすごく伸びているという良い事例だと言えます。

 

 

最後に「 起業のマジメントにおいて 自分自身を活かせる強みはなんですか?」と

まとめのワークショップして終わりました。

 

 

5人の話を聞いて、思ったことは当たり前のことが一番難しいことだとわかりました。

経営者の方は、当たり前のことを自覚してやっていくので人がついていくのではないかと思います。

改めて、自分を振り返るきっかけになりました。

 

 

 

 

参加者のアンケートには、

「起業のハードルが下がりました」という声もあり、

福岡の街のポテンシャルの高さを感じることができる授業となりました。

 

 

 

 

 

授業後の石井社長のカフェへランチ交流会では、17人が参加してくれました!

今日はありがとうございました。

 

 

(ボランティアスタッフ 吉田 篤史)

 

 


 

 

【今回の先生】

石井 克典 (株式会社ドラマティック代表取締役)

 

 

児島 潤一 (株式会社L.U.V. 代表取締役)

 

 


 

 

【今回の教室】

赤煉瓦文化館

住所 : 福岡市中央区天神1-15-30