レポート日記
一覧に戻る[とらばーゆカフェ] 私らしい仕事との出会い方 ~オンナの座談会~
開催日:2012年02月25日
コラボレーション授業
【特別授業】 とらばーゆ
この授業は、「福岡に、イキイキ働く女性を増やしたい!」をコンセプトに、株式会社リクルートが開設している「とらばーゆ」という女性のための求人・転職サイトとのコラボレート授業です。
とらばーゆ(九州・沖縄版) : http://toranet.yahoo.co.jp/ped_08/
福岡は女性が多い街。
自分らしく働き、輝く女性は素敵ですよね。
私もそんな、同じ街で働く女性の皆さんの悩みを聞きたくて、
今日の授業に参加しました。
はじめにリクルートの田中先生に、働く女性の現状について解説して頂きました。
既婚女性のおよそ半分が結婚や出産により離職し、働きたいのに働けないケースが多く、
欧米では改善されているのに、日本はここ10年程変わっていないそうです。
男性の収入だけでは厳しい現実もあり、女性も働きつづけた方が幸福度も高いらしく、
必要性がある事を改めて実感しました。
続いては、福岡で頑張るママを応援する
NPO法人ecomam(エコマム)代表の清水先生にお話を伺いました。
先生は東京で短大を卒業された後、車の営業職で実績を上げられていました。
それでも給与に男性との差があるなどの不満もあり、独立を考えていたそうです。
そんな中でも26歳には結婚を決意、翌年には「この人!」と思った人とゴールイン。
Uターンして地元の福岡に戻り、子供も出来て家庭に入る生活に。
しかし派手な東京の生活から一変して、
孤独で自分らしさを失っていくような気持ちで過ごしていたそうです。
ある日働きたい思いから子供を保育園に預けパートに出るも、
子供が病気をする度に休まねばならず、転職を余儀なくされる日々。
ようやく続けられたコールセンターの仕事で、子供は両親に面倒を見てもらいながら、
36歳の時に現在の子育て支援のNPOを設立されました。
「ゼロからでも、やりたいと思ってから案外出来るものだと思い、子供にもそう伝えている。
大事なのは会社の中で自分に何が出来るかを考える事、必要とされる人間になる事。」
ここからは生徒さん達も、自己紹介を交えながら、
2つのテーマをもとに3人1組で、仕事についてざっくばらんに語り合って頂きました。
・「自分らしい仕事をしている自分ってどんな自分?」
・「自分らしい仕事をしている自分と今の自分にはギャップがある?」
話はそれても大丈夫、各グループ熱く盛り上がっていました。
出て来た意見は、
・自分らしい仕事がわからない。
・仕事は内容だけでなく、環境が合っているかも大切。
・「仕事は仕事」と割り切って、プライベートを充実させる人もいる。
・最近変わった配属に慣れ、自分らしさを出せて来た。
・今は夢の為にお金を貯めている。
など。さまざまな目的や向き合い方があるのだと思いました。
ここで一度休憩をとり、最後は円座になって座談会となりました。
・企業にとって女性の需要
男女で雇用枠の数に差はなく、思考や意欲など、会社に必要な人材かどうかで判断される。
主婦など、生活者の視点は評価されるが、「身勝手な意見」ではなく、経験からの「実行力」も求められる。
・いくつになっても、目標達成する秘訣
足りない事や、やるべき事を分析し、ギャップを埋めていく。すると成功は近づいてくる。
・清水さんは元々努力家?
やる気がない時もある。努力が報われない事への恐怖心で頑張りをセーブしてしまったり。
しかしそんな時はダメな自分と向き合い、落ちるとこまで落ちてみる。
底は必ずあるから、底からの回復パワーはすごい。
・天職に出逢えれば頑張れる?
→仕事はゴールが見えないと努力が出来ない。ゴールを探す必要がある。
・「辞め時」の見極め
→辞める選択もあっていい。自分のライフスタイルを見直し、何がしたいかを考える。
収入を得たいのか?趣味程度でいいのか?など。
時間も延長し、これからの働き方を考える機会になったのではないかと思います。
生徒の皆さんをはじめ、当日いらしていたリクルートのスタッフさんもお疲れさまでした。
(ボランティアスタッフ 立石 依里)
【今回の先生】
【今回の教室】
住所 : 福岡市中央区天神1-15-30