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レポート日記

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[大人のアスレチック]未体験ゾーンへようこそ。福岡一高い橋に登ろう!

開催日:2012年03月24日

通常授業

 

毎日16万台ものクルマが行き交う街の大動脈、「福岡都市高速」が授業の舞台です。

 

 

 

 

・普段入ることのできない場所に潜入できるチャンス

・クルマが行き交う道路の上を歩いて大丈夫なのだろうか

・強い風が吹く中、梯子を登るのだろうか

など、皆さん色々な期待と不安を抱きながら「大人のアスレチック」に臨みました。

 

 

未体験ゾーンに向かう前に、まずは片山先生からの都市高速をめぐる講義。

 

 

・福岡の都市高速は全体の90%以上が橋であるということ

・そして昭和55年に最初の区間が完成して以来、30年以上が経ち、老朽化が進んでいること

・そうした橋に愛情と責任感を持って接し、大切に長持ちさせようとする「橋守」という制度があり、都市高速を守る「都市高速橋守」制度ができたこと

 

 

橋は一度完成したらそれで終わり、ではなくその後も保守点検が欠かせません。

橋も人間と同じで、病気にかかってしまう前に何らかの予兆を察知し、処置を講じることが大切なのです。

 

 

であれば、「日頃から都市高速を利用する市民の力を借りることが有効なのではないか」という問題意識のもと、

大人のアスレチックという「橋守体験」授業は実現しました。

 

 

今回の橋守体験では、西公園ランプ付近から進入し、荒津大橋のテッペンを目指します。

 

 

 

 

講義のあと、普段高速道路で見かける黄色いパトロールカーに乗り込んで都市高速の入り口へ。

全員が無事で戻ることができるように、「ご安全に!」の掛け声で出発します。

 

 

福岡市内のとある場所から都市高速の中に入っていきます。

「ん、中?」と思われた方!

都市高速は高架橋になっていることは先述の通りですが、

実は自動車が走る道路の下は空洞の空間になっているのです。

 

 

 

 

橋桁の中は狭く、上を通るクルマの音だけが響きます。

暗い空間の中には、上にも下にも、あるいは横にも銅板が張り出していて、とても危険。

前を行く人が必ず後ろの人に危険であることを教えながら進んでいきます。

「頭、気をつけてください」など。

 

 

歩き続けること1時間近く。アスレチックのゴールである荒津大橋の主塔部分が見えてきました。

上を見上げると先端が見えないほど高い。

30mもの梯子を一気に上に上に登っていきます。

 

 

 

 

登り切った先には・・・海の上からの福岡の街の眺め。

参加者の皆さんからは感嘆の声。

 

 

 

 

今度は一気に駆け降り、再び公社へ。

アスレチックの後は、「みんなが都市高速をもっと好きになるために始められる企画」を考えます。

 

 

 

 

・・・花火、アート、透明な橋桁、子どもたちのアスレチックなど、色々なアイデアを班ごとにプレゼンします。

 

 

 

 

片山先生いわく「全部やりたい!」とのこと。

 

 

そして最後に・・・市民の立場で橋を守る「市民都市高速橋守」の任命式!

都市高速の橋や道路に異常を感じた場合に、ちゃんと連絡や報告をする役割を任されました。

 

 

 

 

今後も市民都市高速橋守が増えて、長く走り続けられる都市高速を守っていきたいですね。

 

 

(ボランティアスタッフ 中村 一揮)

 

 


 

 

【今回の先生】

片山 英資 (福岡北九州高速道路公社職員)

 

 


 

 

【今回の教室】

荒津大橋(福岡都市高速)