フクオカテンジン大学

フクオカテンジン大学

企業・自治体の皆様 学生登録

レポート日記

一覧に戻る

[福岡都市高速] みんなでつくる1枚の絵~福岡都市高速の最後の聖域へようこそ~

開催日:2012年06月30日

コラボレーション授業

 

【特別授業】福岡都市高速

この授業は、2012年7月21日に「環状線」となる福岡都市高速と一緒に進める特別授業です。福岡の街と交通を支える「都市高速」に触れることで、都市高速に乗る楽しみがひとつ増え、愛着がわいてくるようになるかもしれないコラボレート授業です。

福岡北九州高速道路公社 : http://www.fk-tosikou.or.jp/

 

 

みなさん7月21日が何の日か知っていますか?

そうです、あるものが輪になる日なんです!そうそれは、福岡都市高速です。

 

 

テンジン大学の福岡都市高速シリーズ第二弾。その内容は、去年の11月頃、都市高速が福重の交差点の上の部分つながり、ようやく形として環状線となりました。その後、アスファルトをしき、道路として環状線となった最後ピース(道路)にみんなで、一枚の絵を描こうという授業です。

 

 

 

 

参加者のみなさんは 意気揚々と受付し、作業服に着替えます。それもそのはず、今回の授業は、一生に一度しか体験できない授業です。

それは、福岡都市高速の上で…

・昼ご飯を食べる

・寝転がれる

・絵を描ける

これは単純な事ですが、この場所でこのような事が出来るとはすごくスペシャルなことなのです。

 

 

今回の街の先生は前回に続き、福岡北九州道路交通社の片山さんと公社のみなさん。助っ人で用務員に室井さん。高いところからの撮影もあるということで、特殊高所技術者の山本さんと田中さんにも来て頂きました。

 

 

 

 

さてここで質問!全国に都市高速として存在する箇所は、何箇所でしょうか?

・・・

正解は、東京・名古屋・大阪・広島・福岡の都市。5箇所です。

さらにその中でも、双方向の環状線があるのは、実は、東京とここ福岡だけなのです。

そんな全国でも珍しい場所が、この度環状線となるのです。

 

 

さっそく描く場所、千鳥橋ジャンクションチーム・月熊ジャンクションチーム・福大トンネルチーム・福重ジャンクションチームの4チームに分かれて、下書きの構想を練ります。大人になって道路に絵を描くとなるとどう描けば良いかみなさんも想像しがたいようです。それでもなんとか、現場に行けば形になるだろう…とここで構想タイム終了。

 

 

 

 

さっそくヘルメットをかぶり現場へGO!!

と行きたいところですが、気持ちは急いでも安全第一ということで、コール&レスポンス!

現場には、危険がたくさんあります。作業員の方々は、すれ違う時に必ず「ご安全に!!」と声を掛け合うそうです。片山先生に掛け声に続き、「ご安全に!」との掛け声で、出発!!

 

 

 

 

長いらせん階段を登り、ようやくたどり着いた場所。そこは、アスファルトに車線がくっきりと引かれた、真新しい道路です。道路という無機質な場所なのに出来立てのまだ温かさを感じます。もう一つ驚いたのは、遮音壁。遮音壁とは、車から出る騒音を、近隣の住民への騒音とならないよう抑える壁です。車に乗っていると気づかないのですが、ホールの中にいるような不思議な感覚です。

お絵かきポイントまで移動するとそこには、普段はぶら下がっている標識が横たわっています、人が横に寝ると改めて大きさを実感します。

 

 

 

 

絵を描く前に腹ごしらえのランチタイム。持参のお弁当を広げて食べます。ご飯食べた後は、思い思いに記念撮影。寝転がったり、人文字を作って撮ってみたりとさまざまです。

そして、今回のメインであるお絵かきタイムです。チョークを持つのも何年ぶりでしょう…と思っているうちに、みなさんなかなか取りかかりが早い!!先ほど教室で散々悩んでいたのはなんだったのかと思うくらい…あっという間に道路上のキャンパスは、カラフルな絵で埋まってしまいます。

 

 

 

 

今回の絵は、残念ながら今日だけしか残せないということで、泣く泣く清掃車により消してしまいます。

その前に、生徒さん・先生方・スタッフが、都市高速が環状の輪になるということで、特殊高所技術者の方に上から、縁になったところを撮ってもらいます。みんなで一枚の絵を描き上げた喜びを分かち合います。

 

 

 

 

貴重な時間は早いもので、教室(公社)に戻ります。生徒さんにはこの貴重な体験をして頂き、都市高速(橋)に愛着を持てたということで、先生から市民橋守認定証を頂きます。

頂いたからには、市民橋守として、しっかり生活中で橋(福岡都市高速)を見守ってもらいたいと思います。おそらく今回の生徒さんは、福重付近を通ったりする際は、必ずニヤける事間違いないです。

今後も都市高速シリーズを企画中ですので、環状線になってからも都市高速から目が離せません!!

 

 

(ボランティアスタッフ 長谷部 雄一)

 

 


 

 

【今回の先生】

福岡北九州高速道路公社職員 (都市高速橋守)

 

 


 

 

【今回の教室】

福岡都市高速・最後の未供用部分