レポート日記
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開催日:2012年08月22日
天神朝キャンパス
【特別授業】 天神朝キャンパス
この授業は、天神を安心・安全・快適な街にしようと活動する「We Love 天神協議会」と一緒に進める特別授業です。天神の新たな朝の魅力を発掘するために始まりました。開催日は、毎月第3水曜日。出勤途中の方も、お休みの方も、天神の朝を楽しみませんか?
We Love 天神協議会 : http://welovetenjin.com/
今月も朝キャンパスは良い天気で警固神社・社務殿にて開催されました。
朝キャンパスの時は、一度も雨が降ったことがないくらい晴れ男に恵まれています。
今回の先生は、なんとテンジン大学の岩永学長です!
まだ頭がボーとしている時間帯なので体操を踏まえて各テーブル(2~3人)で
最初に自己紹介をしてもらいました。
朝早くからなのに、各テーブル楽しそうに話が弾んでいました。
頭が回転し始めたところで授業が開催されました。
まずは生徒さんに意見を求めながら、授業が行われていきました。
『人とのコミュニケーションを成立させるための媒体にはどんなものがありますか?』
というテーマで何人かの生徒さんに聞いてみました。
生徒さんの意見は、共通の話題、身振り、言葉という意見が出てきました。
コミュニケーションを成立させるための媒体は五感全てを使って成り立っています。
五感全て?と言っても想像できないので、例え話でわかりやすく説明していきます。
例えば、ある男女が愛の告白をしようとしている場面を想像してください。
言葉、声の大きさ、速さで同じ条件で、ただ場面だけが違います。
①夜の公園で愛の告白をする場面
②人が多い交差点で愛の告白をする場面
たった場面が違うだけで伝わり方が大きく違ってきます。
感覚的に夜の公園の方が相手に気持ちが伝わると思います。
コミュニケーションとは、空間、光、気温などの五感全てを使って成り立っていると言えます。
では、コミュニケーションの中で『見た目、声、話す内容』はどのように関係しているのでしょうか?
100%としてそれぞれ何%を占めているのでしょうか? (メラビアンの法則)
考えてみて下さい。
例えば、就職活動の面接を想像してみて下さい。普通の人は話す内容を重視して、
面接前に必死で話す内容を考えています。でも、話す内容は本当に重要でしょうか?
メラビアンの法則を使って検証してみましょう!
メラビアンの法則
視覚情報(外見、服装、表情) 55%
聴覚情報(話し方、声の大きさ、抑揚) 38%
言語情報(話の内容) 7%
ここで興味深いのは、外見や服装、表情などの視覚情報から55%も判断されていて、
話の内容(言語情報)はたった7%しか判断基準になっていないことです。
面接前に必死で話す内容を考えても、そんなに関係ないと言えますね。
次にゾウを想像してみて下さい。
もし、ゾウを知らない人がいたら、ゾウとはどんな動物なのかどのように説明しますか?
言葉だけで伝えると変な動物を想像するかもしれません。
自分がわかっていても、相手が知らなかったら上手く伝わないことが
日常生活では多々あると思います。
では、どうすれば伝わるのでしょうか?
相手の頭の中に絵が浮かぶような説明すると伝わります。
意識するだけで自然に伝わりやすくなります。
会話はキャッチボールだとよく聞きますね。
会話を視覚化するために岩永学長と生徒さんがボールを使って
実際に言葉のキャッチボールをしました!!
双方向が上手くキャッチボールが出来ると気持ちよく会話出来ていると思います。
急にボールを強く投げたりすると相手は怒っているのか?と感じたりします。
日常会話でも同じことが言えます。
言葉のキャッチボールとは相手が受け取る姿勢が出来て、相手が受け取るように投げてあげないと
成り立たないということがボールで使ってみるとよくわかりました。
最後に各テーブルで、「今までの自分を振り返って、これからどのような点を伸ばしていきたいですか?」という
テーマでワークショップを行いました。
生徒の皆さんは、いろんな気づきがあって盛んに意見交換をしていました。
今日の気づきをみんなでシェアするために何人かの生徒さんに発表してもらいました。
・今までは部下に何も考えずに指示していたが、伝わるように指示しよう
・相手の細かい動作を観察する
この授業を通して、コミュニケーションとはどんなものか!と気づかされる授業でした。
今回は23名参加して頂いてありがとうございました。朝早くからお疲れ様でした。
(ボランティアスタッフ 吉田 篤史)
【今回の先生】
【今回の教室】
住所 : 福岡市中央区天神2-2-20