レポート日記
一覧に戻る[大人の社会科見学] 都市高速の職場に潜入!!~一日職員。ピッカピ課へ配属~
開催日:2012年11月03日
コラボレーション授業
【特別授業】福岡都市高速
この授業は、2012年7月21日に「環状線」となった福岡都市高速と一緒に進める特別授業です。福岡の街と交通を支える「都市高速」に触れることで、都市高速に乗る楽しみがひとつ増え、愛着がわいてくるようになるかもしれないコラボレート授業です。
福岡北九州高速道路公社 : http://www.fk-tosikou.or.jp/
今回は、都市高速の授業に参加しました。
僕が今回参加した理由は、『都市高速の仕事って何❔』という
好奇心からでしたが、他の参加者の方々の話を伺っても、
ほとんどが似たような理由でした。
『身近でありながら、あまりその中身を知らない』という
ミステリアスな部分に惹かれる方が多かったのかな、と感じました。
さて、授業は、
①都市高速の仕事について
②現場見学
③高速道路の掃除体験
④未来の都市高速を考えるワーク
という流れで進みました。
①の都市高速の仕事では、都市高速の歴史やその概要について
話を聞かせて頂きました。
その中で特に私が感動したのは、ここで働く人たちのロマンティックな
考え方です。
都市高速は、設計上『道路』ではなく『橋』を作るという
のが基本的な考え方となります。
・高速道路を作ることで、人々の橋渡しができることにやりがいを感じていること
・橋の形や設計をみると、ゾクゾクし、楽しくなってくること
などを教えて頂きました。
インフラを作る会社は、もっと冷静淡々と仕事をするイメージがあったのですが、
橋というものに興味を持ち、やりがいをもって仕事に取り組んでいるのだと
感じました。
また、『橋守』という話をして頂きました。
橋を守るという仕事は、かなり古くから存在し、
人にほとんど見られないながら、毎日コツコツ橋の修繕をし、
橋が一日でも長く使われるよう見守り続ける。
そんな生き方に、『カッコいい』『渋い』と感じるそうです。
本当に素敵ですね!
②の現場見学では、道路の下にある、整備用の梯子廊下を歩かせて頂き、
普段見ない高速道路の裏側を見学しました。
頭の上を車が走っているスリル感と共に、
ヒビ割れている箇所の修繕跡や歩く場所の狭さも知りました。
普段見ない高速道路の裏側では、多くの人が体をかがめ、
手足を真っ黒にしながら、整備をしてくれているということを知り、
すごく感動をしました。
③では、道路脇と裏の清掃を行いました。
実際にゴシゴシ磨いてみると、ホコリやら何やらで真っ黒で、
全員身体中が真っ黒になってしまいました。
中には落書きもあり、それらの汚れを落とすのは大変な作業でした。
私たちが清掃をしたのはほんの一部ですが、高速道路はもっと長いため、
こうした清掃作業だけでも本当に大変なことだということ、
意外に道路は汚れていることを知りました。
普段、まず顔を真っ黒にしながら本格的に掃除をすることがないためか、
多くの人がむしろ前向きになって、楽しみながら作業に取り組んでいました。
最後にピッカピ課のみんなで、日頃点検されている点検員の方へメッセージを書きました。
これを見た点検員さんの顔を想像するとわくわくします。
最後のワークでは、今後新しく高速道路を作るとすれば、
どんなルートが考えられるか、皆でアイデアを出し合いました。
各班ごとにテーマを設け、
・能古島~海ノ中道を繋ぐルート
・油山までを繋ぐ福岡デートルート
など、聞いているだけでワクワクしてくるプランが
飛び出しました。
こうした一日を通して、橋への情熱や新しい場所と場所の橋渡しを
日々夢見ることができる、ロマンチックな職場だと思いました。
職員の方々もすごく暖かく、イメージがガラリと変わりました。
あの日から、都市高速に乗ると、いつもあの職員の方々の顔が浮かんできます。
もっと多くの方々に、都市高速の魅力を知って頂きたい。
いつでもウェルカムな明るい方々ばかりなので、
興味がある方はぜひ一度、都市高速にアクセスしてみて下さい。
(ボランティアスタッフ 星野 圭)
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