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レポート日記

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[天神朝キャンパス] キャッチコピーの力に気づく朝時間

開催日:2013年01月16日

天神朝キャンパス

【特別授業】 天神朝キャンパス

この授業は、天神を安心・安全・快適な街にしようと活動する「We Love 天神協議会」と一緒に進める特別授業です。天神の新たな朝の魅力を発掘するために始まりました。開催日は、毎月第3水曜日。出勤途中の方も、お休みの方も、天神の朝を楽しみませんか?

We Love 天神協議会 : http://welovetenjin.com/

 

 

なんとこの日の朝キャンパスはドタキャン0名!!

学長が年始に送ったテンジン大学通信での一言、

「ドタキャンなんて、学長が許さなくってよ!」

が効いたのでしょうか…

 

 

というわけで今回のテーマは「文字」!

文字の力を考えます。

 

 

 

 

笑顔がとっても素敵な植村康子先生。

株式会社アポロ計画のコピーライターさんです。

植村先生はご自身のお仕事を“T型人間としてのコピーライター”と、意識され、幅広く活躍されています。

(T型人間とは得意分野をベースに幅広く周辺領域を理解する人材とのこと。)

あのチャリ・エンジェルズは植村先生が提案されたキャンペーンだそうですよ!

 

 

まず始めにアポロ計画さんの取り組みについてのお話がありました。

 

 

 

 

アポロ計画さんのデザインは「あ、見たことがある!」というものばかり。

街を歩いていると目にするフライヤー、フリーペーパー、私個人的には、よく通る道沿いにある店舗のネーミング、そしてその空間デザイン、キャンペーンなど、さまざまなプロジェクトの中でデザインを提案されています。

 

 

その、デザインを考える中で、大切なポイントをいくつか伺いました。

 

 

ネーミングの大切さ

 

例えば、フレンチレストランのネーミングを考える時、オーナーの飾り気のない人柄、アットホームな雰囲気をもつレストランであれば、フランス語ではなく、日本語で名前を考えたりする。

そしてその名前やキャッチコピーなどの言葉があることによって、それが空間のデザインにも反映する。

 

 

ターゲットを絞るのではなく、どのターゲットの的も得るデザインをつくることもできる。

それには共感を呼ぶキャッチコピーが大切で、

また、どんな媒体を生かして伝えるのかを考えることもコピーライターの仕事なのだそうです。

 

 

仕組みから考える

 

 

 

どんなデザインにすれば人が集まるのだろう?…からではなく、

→いやいや、その仕組みを考えましょう。

→ポストカードのデザインアイディアを募集する。是非見てもらいたい!と思う方を審査員に。

→さらにコミュニケーションデザインを考えよう。イベントを開催する。

…というように逆転の発想からデザインを始めることもあるそうです。

 

 

■ワークショップ: イベントの告知フライヤーを作ろう!  

 

天神周辺の歴史やスポットを知ってもらうための、まち歩きイベントを告知します。   

二人一組で、A5サイズの紙にカラーマジックを使って、

イベントタイトルと、人の目を引きそうなキャッチコピーを考えました。  

 

 

 

 

 

 

 

先生からのアドバイスとして…  

まず自分が行きたくなるのはどんな言葉ですか?

そこから考えてみるとよいのでは?

 

 

 

 

短時間でしたが、思い思いのフライヤーが出来上がっていました。

 

 

そして、先生が選んだ優秀賞は…

 

 

 

 

シンプルですが、なんだか力強さも感じる言葉に、文字の配置。

本当に目を引く作品でした。

 

 

先生が最後におっしゃっていた一言。

「あなたに代わって文字がどう伝えていくのか。」

 

 

文字を綴ること。  

想いを込めることも感じることもすごく素敵なことですね。

 

 

街で見かける1文字、1文字もそう意識して見つめると、面白い景色になりそうです。

 

 

(ボランティアスタッフ 山浦未帆)

 

 


 

 

【今回の先生】

植村 康子 (株式会社アポロ計画/コピーライター)

 

 


 

 

【今回の教室】

警固神社

住所 : 福岡市中央区天神2-2-20