レポート日記
一覧に戻るシリーズ授業その3 休日のタイムトラベラー! ~唐人町編~
開催日:2013年01月26日
休日のタイムトラベラー
本日の授業は、福岡市中央区の遺産を発掘する、探索散歩型授業の第3弾です。
今回の授業は、ヤクオクドームにも近くでもあり、屈指の史跡やお寺がある唐人町が舞台です。
福岡歴史探訪ガイドの井上先生と一緒に唐人町を探索しながらタイムトラベルをしてきました。
最初に受付際、みなさんには下記のような指令書が配られました。
一、この授業では、当時の「町人」になったつもりで歩き、話を聞け
二、江戸時代は下級武士、戦後は商店街の店主になれ
三、現在に戻ったら、この「町の特徴」を活かしたアイデアを練ろ
授業開始後、井上先生に『昔の唐人町はどんなだったのか?』を話して頂きました。
唐人町という地名は不詳だが、「唐人」が居住したことからその地名が付けられているそうです。指令書でもわかるように、唐人町は下級武士の町だったので、江戸時代にタイムトラベルするために、武士の挨拶を習いました。
■同輩同士が往来で出会ったときには、草(そう)の礼をとったらしい。
草の礼とは…互いに停止し、両手を下げて目礼するというものだそうです。
■勤務中などに上司にあったときは、行(ぎょう)の礼をとったそうです。
行(ぎょう)の礼とは…一時停止して膝に両手をつけて丁寧に頭を下げます。
座っているときも膝に両手をつけて頭を下げるらしいです。
唐人町は「どんな町だったか?」を少し知ってもらってから、唐人町探索をしました。
黒門跡→水導観世音菩薩様→馬頭観音様→善龍寺→成道寺→西学問所後跡→当仁小の順に
まわっていき、井上先生に一つ一つのポイントで歴史を教えて頂きました。
唐人町って、こんなにお寺があるなんて初めて知って驚きました。
福岡は、京都の次にお寺が多い街だと実感しました。
探索後に、唐人商店街の会長さんに『戦後は商店街について』を話して頂きました。
江戸時代から現在の唐人町の話が盛り沢山で文章では伝えられない程のお話でした。
今、ネットでなんでも情報を調べられる時代になってきましたが、『言い伝え』などはネットでは載ってないから、
『言い伝え』は人から人へと伝えられていくから次の世代へバトン渡していくみたいで凄く魅力的だなと思いました。
ランチ前に、「唐人町の特徴」を活かすアイデアを4人1組で話し合ってもらいました。
各チーム、違う色のアイデアが飛び交っていました。ここで一部紹介したいと思います。
◆ヤクオクドームが近いので、修学旅行をターゲットにして
昼間は商店街にて地元の特産物を買い物してもらい、夜は野球観戦!
◆野球観戦見に終わって、遅くまで開いているお店が2軒ぐらいしかないから
気軽に入れるお店が欲しい!
◆ドームに行った後、商店街で買い物したらサービスがあるような特典を作る!
◆たくさんお寺があるのでお寺を活かして、お寺のライトアップ!
チームで出たアイデアを発表したチームから順にランチが出来るので、お腹空いていたからかスムーズに
発表がされていました。ランチ終わった時点で授業終了しました。
ランチの時は、みんな美味しそうに食べながら今日に知り合った生徒さん同士がさらに仲良くなっていたので、
素敵な時間だなと思います。
ここで今日のお店の豆知識を紹介します。
お店の名前の「COCOKARA(ココカラ)」には、「ココロとカラダ」の『ココカラ』と、
「ココから(From Here)新しいチャレンジのスタート」の 『ココカラ』の2つの想いが込められています。
また、お店のロゴマークの一部が扉のイラストになっているのは、
たくさんの人に新しいチャレンジをスタートするドアを開けてほしい!このお店を「通過点」としてここから
新しい世界に飛び出してもらいたい!という想いが込められているそうです。素敵なお店だなと思いました。
ここで参加者の感想を紹介します!
・どの地域にも特有の特徴があり、その魅力をどう他の地域に発展いくか?
・地域の中には目立たなくても素敵なスポットがあること
・『場所には歴史がある』と気づいた
みなさんが住んでいる地域にも、普段何気ない街や風景や歴史を調べてみると新たな発見があるかもしれませんよ!
街を少しでも知っていくと意外と楽しいですよ!
街を探索してみてはいかがでしょうか?
今日は寒い中ありがとうございました。
(ボランティアスタッフ 吉田 篤史)
【今回の先生】
【今回の教室】
住所 : 福岡市中央区唐人町1-12-31(唐人町商店街内)