レポート日記
一覧に戻る[テン大ライフハック部] 空気ほぐしハック~これであなたも会議の星!?硬い空気をやわらかくするアイスブレイクを学ぼう~
開催日:2013年05月25日
テン大ライフハック部
【特別授業】 テン大ライフハック部
この授業は、スマートフォンの利用を通じてよりよい生活を提供する「ドコモスマートフォンラウンジ福岡」と一緒に進める特別授業です。「ハック」をキーワードにwebを中心としたシステム、仕組みを使って、趣味や勉強、仕事を効率よく楽しむ生活を作ることを目的としています。入門編ですので使えないけど、使ってみたい人を対象にした授業になります。より効率よく楽しめる生活へのきっかけ作りに参加してみませんか?
※ハック=高い技術力を駆使してシステムを操ること、技術を詳しく調べるのが好きな人のこと
ドコモスマートフォンラウンジ福岡 : http://www.dcm-spl.com/shop/fukuoka/
「さぁ、みんなで乾杯をしましょう!!」
そんな和やかな雰囲気で始まった今回の授業。
空気ほぐしハック。
テーマは“アイスブレイク”。
先生は、“まっくす”こと東信史さん。
我らテンジン大学のコーディネータを初め、福岡の街の数多くの活動に携わっています。
今回は生徒の皆さんに、“らでぃっしゅぼーや(Radish Boya)”さんからりんごジュースが配られました。
らでぃっしゅぼーや(Radish Boya)さんはおいしい・安心・便利な定期宅配サービスを提供しています。
有機農法や低農薬といった身体に優しい製品を取り扱っているので、興味のある方は是非、
チェックしてみてくださいね!
らでぃっしゅぼーやさんの濃厚なリンゴジュースで乾杯も終えたところで、授業に入っていきましょう。
今回の授業のゴールは……
その1 明日から使える実用的なアイスブレイクの方法をちょっぴり理解する
その2 アイスブレイクの効能を体感する
その3 改善点を3つ持ち帰る
です。
そもそも“アイスブレイク”とは何なのでしょうか?
アイスブレイクとは“簡単なゲームで緊張の空気を打ち破るための手法”のことです。初対面の人達との会議や
ディスカッションの場で活用することにより、より活発な意見交換が実現します。
まずはこの授業のアイスブレイクとして、この授業に参加した理由の共有を行いました。
アイスブレイクの経験が“ある”か“ない”か。
話し合いの場で“話す”ほうか“聞く”ほうか。
自分と同じタイプの人達との目的共有。
さっそく場の空気が和み、会話が弾みはじめます。
空気ほぐしのアイスブレイクが生み出す楽しい雰囲気。
雰囲気は人の心を解放するのです。
そして、今回、まっくすさんが提案するのは“話術”を使ったアイスブレイクではなく、
“物”と“仕掛け”のアイスブレイク。
「アイスブレイクはやりたいけど、自分にはその場を和ませる話術も話題もないからなぁ……」という人は必見です。
アイスブレイクに使う物としては
・お茶とお菓子
・資料(実物)
・会議グッズ
です。
甘いお菓子や飲み物をとることによって気分を和らげ、資料や会議グッズを使うことによって会議をより深いものにしていきます。資料(実物)を用意することは会議の中で詰まった時にそれを資料を参照したり、実物を手にとることで新たなアイデアにもつながるとのこと。
会議グッズとして、ポストイット・クロッキー(マジック)・模造紙は必須なのだそうです。
仕掛けとして考える対象は
・会場
・音楽
会場の色使いや小物も、会議の雰囲気を大きく左右します。素っ気ない会場では会議の雰囲気も良くなりません。そこで会場の空気を柔らかくし、参加者の方が盛り上げりやすくなるように、カラー風船を会場内にたくさん置いて、カラフルで楽しげな空間にするといった工夫をおこなっているそうです。
また、音楽による仕掛けも大切です。BGMがあることで話しやすい空気が生まれます。そこで、音楽を流す際に使用するスマートフォン用のプレーヤーとして『PowerAMP Music Player』を紹介してくださいました。再生する音楽にアレンジを加えることのできるアプリであるので、その場の雰囲気に適したアレンジで楽曲を聴くことができます。スマートフォンを活用すると手軽に音楽が再生できるのでどんな場所でも気軽に音楽の仕掛けができますね。
以上のような、“物”と“仕掛け”のアイスブレイクは、その場だけで行うものではなく準備から始める
アイスブレイクです。
そう、まっくすさんのアイスブレイクは「始まる前に始めるアイスブレイク」なのです。
続いていよいよ実践編です。
まずは会議編。
チェックイン(近況報告)を行いました。
それは実に単純で、一人一人が近況を報告し、それを聞いて拍手をするというもの。
皆さん、楽しそうに近況を語っています。
次にイベント編。
名刺交換です。
とはいってもただの名刺交換ではなく、今回は“カタルタ”というツールを使用した名刺交換です。
“カタルタ”とはトランプをベースに、「もし」「そもそも」「偶然にも」などの
54種類のリンクワード(接続詞、副詞など)がプリントされたカード。リンクワードに合わせて文章をつなげていくことで、思いもよらない会話が発生するというツールです。
ルールは
1. 最初に1枚のカタルタを各自に配ります。
2. ペアとなる相手を見つけ、カタルタを交換しなが挨拶をします。
3. その際に「最近〇〇に興味があります」と一言興味を持っていることについて紹介をします。
4. その後、手元のカタルタをめくり、カタルタに書かれたリンクワードに続けてもう一言だけ紹介を付け加えます。
例えばリンクワード「なぜなら」の場合は、「最近○○に興味があります。なぜなら・・・」というように。
これがかなり盛り上がる盛り上がる。
自分が用意していた自己紹介をとっさに深めなければならないので、なかなか難しいのですが、
その分話題が広がります。
最後にWS(ワークショップ)編。
並び替え。
生徒の方々がそれぞれ持っているカタルタのマークの順に円形に並びます。
この並び替えを行う際に必要なこと。
それは他の人のマークを知るということです。
そのため、生徒さん達との間には必然的に会話が生まれます。
自分のマークを伝え、相手のマークを聞く。
それを何人とも行うのです。
ただ、順番どおり並ぶという作業の中で、こんなにも会話が生まれるのかと感心してしまいました。
今回、実践編で行った3つの作業の効用は
・会議編 …… 全員が口を開く
・イベント編 …… 楽しくつながる
・WS編 …… 協力して実行する
だそうです。
全員が口を開き、楽しい雰囲気を作り出し、皆が同じ目標に向かって作業を行う。
それによって、一体感や場の発言のしやすさといったものが高まってくるのでしょう。
そして、まっくすさんの語るアイスブレイクのポイント。
『自分の力に頼らない』
それは、実にまっくすさんらしい、一言でした。
会議やディスカッション、意見交換の場。
その時間・機会を無駄なものにするのではなく、より有意義なものにするため、是非、皆さんも実践してみてください。
今回の集合写真。
アイスブレイク後のすっかりほんわかした皆さんの笑顔が素敵でした。
なお、こちらのドコモスマートフォンラウンジ福岡では週末のイベント以外にも、ラウンジスタッフによる
スマートフォンに関する様々なセミナーを実施していらっしゃいます。
平日・週末関わらず魅力的な内容のセミナーを数多く行っていらっしゃいますので、
是非セミナーを受けてスマートフォンの新たな使い方を発見して頂ければと思います。
スマートフォンに関して分からないことや気になることがある際は、是非ドコモスマートフォンラウンジ福岡を
ご利用下さい。
(ボランティアスタッフ 吉開 崇人)
【今回の授業コーディネーター】
【今回の先生】
東 信史 (福岡テンジン大学授業コーディネーター/NPO法人グリーンバード福岡チーム/「福岡シャボン玉倶楽部」発起人)
【今回の教室】
住所 : 福岡市中央区大名2-6-60 西鉄グランドホテル1F