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レポート日記

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発酵ライフ・体の中から綺麗に ~飲む点滴・甘酒で夏バテ防止!~

開催日:2013年06月22日

通常授業

 

ムシムシと暑い日が続いています。夏本番を前に、早くも夏バテ気味の方もいらっしゃるのではないでしょうか?

今回の授業はそんな方にもオススメ、「甘酒」がテーマです。

 

 

コーディネーターは、甘酒が大好きなテンジン大学スタッフ、岩佐ゆかりさん。「健康にいい」と聞くと

それだけでおいしく感じてしまうぐらい、健康的なものが好きなのだそうです。

 

 

はじめにアイスブレイク。今回は「カタルタ」を使用して自己紹介を行いました。皆さんカタルタをご存知ですか?

カタルタは、「もし」「そもそも」「偶然にも」などのリンクワード(接続詞、副詞など)がプリントされたトランプ。

 

1. これを各自に1枚ずつ配り、ペアを作って交換してもらいます。

2. そして自己紹介。その際「なぜこの授業に参加したのか」を話していただきました。

3. それから持っているカードを見て、書かれているリンクワードに続けてもう一言加えます。

 

とっさに、思いもよらない言葉を使って話を広げなければならないので、結構難しいんです。

でもその分盛り上がります。

 

 

 

 

すっかり空気もほぐれたところで、早速甘酒の試飲。まずはノーマルにそのままいただきます。

 

 

 

 

ほんのり甘く、お米の粒々の食感が楽しい甘酒に、皆さん笑顔です。

 

 

ここで先生の紹介。今回の授業に甘酒をご提供いただいている、(株)篠崎の水城英子先生です。

先生は普段品質管理課でお仕事をされています。

 

 

 

 

先生に、「甘酒の美味しい話」を教えていただきました。

甘酒は、お米、麹、水だけで作られています。つまり砂糖を使用せずに、自然の甘みが出ているのです。

(麹ではなく酒かすで作った、アルコールを含む甘酒は砂糖を使って甘みを出しています。)

麹は味噌、醤油、日本酒、漬物、かつお節などなど、日本の食文化に欠かせません。麹菌を使うことで、

豊富なビタミン類と、人間の体内では作れない必須アミノ酸が作り出されます。

 

 

オススメの、「甘酒の豆乳割り」をいただきながら、更に知られざる甘酒の話を伺いました。

 

*「飲む点滴」!?出勤前がオススメ!

甘酒には、糖化作用により20%ものブドウ糖が含まれています。またビタミン、アミノ酸も豊富。病院でよくうつ点滴は、ブドウ糖溶液、ビタミン溶液、アミノ酸溶液を補給するもの。よって甘酒は「飲む点滴」とも呼ばれているのです!

普段朝食を抜いてしまう人には、朝食代わりに飲んでもらうのがオススメです。ブドウ糖は吸収されやすく、すぐ脳のエネルギーに変わり、炭水化物はゆっくりと糖化されるため、脳にじわじわとエネルギーを送り続けてくれるのです。

 

 

*美白&美髪効果!?

某化粧品会社のCMで、「麹を扱う杜氏の肌は美しい」と聞いたことはないですか?これは本当にその通りなのです。

美白効果は、メラニンの生成を抑え、既にできているメラニンを新陳代謝によって自然に排出することで得られます。

麹に含まれるコウジ酸は、このメラニン色素を作り出す細胞の動きを抑制し、シミを還元する作用があります。また、「美容のビタミン」と呼ばれるビタミンB2が代謝を促進。健康な皮膚を保つため、徐々に白くてきれいな肌に変化していくのです。

先生も実は以前はニキビがひどかったそうですが、甘酒を飲むようになって良くなってきたのだとか!

またコウジ酸は、頭皮に活力を与える効果があるので、美髪効果も期待できます。

 

 

*ダイエットの甘い味方!?

ブドウ糖は血糖値を上げ、満腹中枢を刺激するため、空腹時に飲むことで過食を防げます。カロリーは、100g当たり112kcal、お猪口1杯で約30kcalと、意外と低カロリー。また、ビタミンB群は脂質の代謝を促進してくれるのです。

さらに、麹に由来する食物繊維と植物性オリゴ糖は、腸内環境を整えるので、便秘や肌荒れの予防・改善にも役立つ

「ジャパニーズ・ヨーグルト」とも言えるものなのです。

 

 

*美味しく涼しく夏バテ防止!

甘酒って、冬のイメージがないですか?おそらくそれは初詣で振舞われるイメージがあるためでしょう。しかし昔から夏バテの対策に飲まれており、俳句では夏の季語になっています。『甘酒の 飴湯も同じ 樹陰かな』と正岡子規も詠んでいるんです。

日本の夏は高温多湿なため汗が蒸発しにくく、熱が体内にこもってしまい、食欲の低下にもつながります。甘酒は夏バテの改善や予防のための豊富な栄養を、負担なく補給できるのです。

 

 

甘酒ってこんなに健康に、美容に最適な飲み物だったんですね!

役立つお話を伺った後は、飲み放題タイム♪

今回教室として店内を開放してくださったVino HOUSEさんの、いろいろなお酒、ソフトドリンクで割って、

甘酒を飲んでみました。

また、参加者の久留米のやました農園の山下さんが、こだわりのほぼ無農薬のイチゴをご提供くださいました。

ありがとうございます!このイチゴを凍らせてつぶし、スムージーの状態にして甘酒と一緒にいただきました。

 

 

 

 

甘酒が甘いので、少し苦味のあるドリンクと相性がいいようです。

人気だったのは、

・甘酒×グレープフルーツジュース

・甘酒×白ワイン×イチゴスムージー

・甘酒×豆乳×イチゴスムージー

などなど。。。

 

 

 

 

個人的には、甘酒×米焼酎がおいしかったです。やはり米同士、相性がいいのでしょう。。

 

 

(株)篠崎の甘酒は、ドラッグストアモリやスーパーのお酒コーナーで取り扱ってあるそうです。

またネット販売もされているとのことですので、気になった方は是非チェックされてみてください。

 

 

 

 

(ボランティアスタッフ 森部 友梨)

 

 


 

 

【今回の先生】

水城 英子 (株式会社篠崎品質管理課)

 

 


 

 

【今回の教室】

Vino HOUSE

住所 : 福岡市中央区大名2-3-3 ラピスラズリ1F