レポート日記
一覧に戻る極私的グルーブ ~私の選曲を、私に。~
開催日:2013年07月27日
通常授業
日頃の皆さんの行いのおかげで、本日は晴天!
すこぶる気持ちのよい朝を迎え、お昼にオシャレなカフェSTEREOさんで授業を開催させていただきました。
今回はグループに分かれての授業。
授業開始の合図の前に、皆さん色々なお話で盛り上がっている様子で、早くも笑い声が至る所で聞こえてきます。
時間になり授業開始。
コーディネーターの青柳から熱い授業の主旨が伝えらます。
「今回の授業は、『極私的グルーブ ~私の選曲を私に~』と題しました。音楽を通して自分を知る。『私はこういう時に、この曲を聴くんだ!』ということを話して欲しいと思います。ここで音楽の多様性を感じ、個人個人を受け入れる。そのような場にしていただけたらと思います。」
この話を聞いた皆さんは、熱い想いに真剣な表情に。
事前にお願いしていた選曲を披露したくて、いそいそとCDやiPodをテーブルに置きます。
皆さんの表情も活き活きされていて、音楽談義に花が咲いていきます。
グループ内で自己紹介。「朝聴いてきた曲」について皆さんに話して頂き、簡単な自己紹介をしていただきました。
意外に休みの朝は何も聴かずにいた方も多く
LOVEFMを聴いてきました!という方が多かったのが印象的でした。
確かに、FMの選曲って、季節や時間帯に合わせてあるからか、いつ聴いても心地いいですよね。
和やかに進んだ自己紹介。一段落してからドリンクをオーダーしていただきました。
さすがに、ビール率が高いです。
ちょっぴり、うらやましい(by大山)
さあ、場が和んだところで、満を持しての先生の登場です!
大名にあるオシャレなカフェ&ダイニングのお店 STEREOのオーナー渡辺 祐介先生。
実は渡辺先生、RKBラジオのパーソナリティーを務めていらっしゃいます。また、某大手コンビニエンスストアやファーストフード店のカフェチャンネルの選曲も行っています。
STEREOがオープンしたのは今から11年前です。(先日盛大なお祝いが行われました!)
夜になると、オーナーが素敵な曲をDJで聴かせてくれるのです。当時は珍しいスタイルのオシャレなお店でしたが、今でもやっぱりオシャレです。
先生のご紹介をさせて頂きながら、今回のテーマである「朝」と「別れ」の曲をお聞きしました。
先ずは別れの曲からご紹介
◇欧陽菲菲(オウヤン フイフイ)「LOVE IS OVER」
朝の曲は…
◇ORIGINAL LOVE(オリジナルラブ) 「朝日のあたる道」
だそうです。渋い選曲とオシャレな選曲。思わず唸ってしまいました。
我らがコーディネーター 青柳の選曲。朝の選曲は
◇SPECIAL OTHERS (スペシャルアザーズ) 「Good Morning」
このバンドは、インストゥルメンタルが多く、ドラム、ベース、ギター、キーボードのロックジャムバンド。キャンプ先の早朝に、歯磨きしながら聴きたい曲だそうです。
あまりにも具体的なシチュエーションで、皆爆笑。でもそういう場所に似合う曲です。納得。
次は、参加者皆さんがグループ内発表をしていきます。
CDを7枚テーブルに重ねる方、iPhone や iPod を操作する方、皆さん色々と音楽談義に花が咲きます。25分間の話し合いで、グループ内発表。グループの代表者を決めていきます。
各テーブルを覗いてみると、
実体験を話してくれた女性の別れの曲…
◇Mr.Children 「星になれたら」
◇秦 基博 「休日」
どれもちょっぴり切ないですね。次の女性はなにやらかわいらしい曲のお話が…フランスの子供たちが歌っていて、朝、ベッドの中で聴きたい曲なんです(20代女性)と紹介しておられました。
◇Isabelle caillard (イザベル・カイヤール) 「cocorio」
また次の女性は、別れの曲として…
◇久保田 利伸 「MISSING」
名曲ですね~。
で、最後の女性は
別れの曲…
◇B’z 「もう一度キスしたかった」
朝の曲…
◇RADIO HEAD 「IDIOTEQUE」
朝には無機質な感じの音楽が聴きたくなるそう。このバンドは、現代の消費社会の空しさをこの曲で歌っていると言われています。エレクトロニカ、オルタナティブロックというジャンルです。
そろそろ発表の時間になりました。
早速渡辺さんが、ココ最近でお気に入りの
別れの曲をご紹介して下さいました。
◇欧陽菲菲(オウヤン フイフイ)「雨のNew York」
この曲は、なんと大黒摩季さんの作曲で、バックバンドにはクレイジーケンバンドの方も参加されています!シャレオツですね。
全員が 「ウワーッ」となったところで
トップバッターは20代のかわいらしい女性
別れの曲…
◇Chuck Berry (チャック・ベリー) 「Bye Bye Joney」
まさかの60年代のロック、ブルースの選曲に、意外でいいねと渡辺さんもびっくりされていました。次に
朝の曲…
◇Underworld (アンダーワールド) 「Born Slippy .NUXX」
朝この曲を聴くと、アドレナリンが出てくる感覚になるとか。エレクトロニックなサウンドと、途中らから出てくるドラムのリズムに、渡辺さんも納得。トレインスポッティングの映画でも話題になりました。
2番目のグループの発表
25歳女性の朝の選曲…
◇フジファブリック 「若者のすべて」
これはいいねと渡辺さん。たくさんのバンドがカバーしているそうです。季節が夏なので、それを意識しての選曲だそう。
48歳男性の別れの選曲…
あくまで架空のシチュエーションですが!
◇Tom Waits(トム・ウェイツ)「Grapefruit Moon」
『さすがでございます!』の一言が渡辺さんから出ました!!
私も、やられたっ!という衝撃です。
3番目のグループ
28歳男性の朝の選曲
◇Maria Muldaur (マリア・マルダー) 「Midnight at the Oasis」
真夜中のオアシスなんですが、ご本人曰く、朝っぽいとのこと。確かに、そんな気がしてくるから不思議です。
そして別れの選曲
◇m flo (エム・フロー) 「All I want is you」
完全に妄想の世界なのだそうですが、恋を忘れたいときに大音量で聴く曲なのだそうです。
4番目のグループ
22歳男性の朝の選曲…ベッドから抜け出せない時に聴きたい曲は
◇Fish mans (フィッシュマンズ) 「pokka pokka」
別れの曲は…ひとり酒を飲みながら聴きたい
◇Elvis Costello(エルヴィス・コステロ「Alison」
これにも皆さん、納得。渡辺さんも選曲では冬に使われるそうで、カバーバージョンを使われるとか。
5番目のグループ
29歳の女性の「朝早く、ひとり小鳥のさえずりを聞きながら聴きたい曲」は…
◇KOH-TAO (コウタオ) 「Shine Dance」
これは、オルッゴールの起源になったと言われる民族楽器、カリンバで演奏された曲。何とも優しい音色です。
最後のおおとり、○0代の男性が選んだ別れの曲は…
◇風味堂 「愛してる」
「これはいいですね~」の渡辺さんの声。別れの曲だけど、「愛してる」。これは深いですよ。
愛していると言えなくなるシチュエーションの中ですから。深い選曲です。
最後は、選曲リレー。
渡辺さん
◇Hypstone Friends (ヒプノティックフレンズ)「さよならサンセット」▶
◇→Pia-no-jaC← (ピアノジャック)「The Last Resort」▶
◇Fireworks (ファイアワークス)「デトロイト」▶
◇is Tropical (イズ・トロピカル)「Dancing Any more」▶
◇スピッツ 「青い車」▶
◇RIP SLYME 「たそがれサラウンド」
以上でした!!!!!!!
そして、皆で集合写真! ココでの話題はもっぱら、「風味堂の『愛してる』」はいいね!
また聴きたい。というものでした。
名曲って、やっぱり知らない曲がまだまだあるのだと感じ入る授業でした。
生徒さんのご感想も、満足度が高く、「またこのような授業に来たいです。」という言葉も
あり、スタッフも喜んでいました。
暑い中、皆さま素敵な曲をたくさん持ち寄って頂き、ありがとうございました。
渡辺オーナー、STEREOのスタッフの皆さま、ありがとうございました。
ご要望の多い授業でしたので、スタッフでまたまた頑張って企画できたらと思います。
(ボランティアスタッフ 大山 久美)
【今回の授業コーディネーター】
【今回の先生】
【今回の教室】
住所 : 福岡市中央区天神1-15-30