フクオカテンジン大学

フクオカテンジン大学

企業・自治体の皆様 学生登録

レポート日記

一覧に戻る

[テン大ライフハック部] つぶやきハック~自分らしさを引き出す言葉選びを学ぼう~

開催日:2013年08月24日

テン大ライフハック部

【特別授業】 テン大ライフハック部

この授業は、スマートフォンの利用を通じてよりよい生活を提供する「ドコモスマートフォンラウンジ福岡」と一緒に進める特別授業です。「ハック」をキーワードにwebを中心としたシステム、仕組みを使って、趣味や勉強、仕事を効率よく楽しむ生活を作ることを目的としています。入門編ですので使えないけど、使ってみたい人を対象にした授業になります。より効率よく楽しめる生活へのきっかけ作りに参加してみませんか?

※ハック=高い技術力を駆使してシステムを操ること、技術を詳しく調べるのが好きな人のこと

ドコモスマートフォンラウンジ福岡 : http://www.dcm-spl.com/shop/fukuoka/

 

 

8月24日(土)、日常生活を楽しむ術を学ぶテン大ライフハック部の14回目の授業が開催されました。強い陽射しの猛暑日が続いていたのに、この日は警報が出るほどの大雨。傘を差しても濡れてしまうような雨の中、参加者のみなさんがぞくぞくと天神西通りに面するドコモスマートフォンラウンジに集まりました。

 

 

 

 

本日の授業は、コピーライターの大椛先生より、広告コピー制作のセオリーとテクニックを知り、文章が楽しくなるコツを学ぼうというものです。まずは、グループごとの自己紹介から授業がスタートしました。

 

 

 

 

さて、自己紹介が終わったところで早速ワークに入ります。「スマホと私」をテーマに、自由なスタイルで文章を書いてもらいます。大事なことは“人に読んでもらうこと”を意識するということでした。

 

 

 

 

 

特に条件がないと逆に困ってしまいそうですが、参加者のみなさんはさらさらと筆を進めていきます。10分ほど時間が経過し、作業終了。書き上げた作品をいくつか先生がピックアップし、発表と合わせてコツの紹介があります。

コツ1 独自の視点を探してみよう。

「私にとってのスマホは~」と書き始める人がほとんどですが、それでは50点だと先生は言います。書く対象が持つ魅力を洗い出した上で、人とは違う視点を見つけることが大事なのです。参加者の作品の中に、「昔からSONYのウォークマンファンでした」という書き出しがあり、これは自分にとってのスマホの魅力が読み手を惹きつける書き出しで始まっており、先生から高い評価を得ました。また、自分の得意分野に引っ張り込んでみたり、世の中で当たり前となっていることを疑い、あえて逆を考えてみるという発想も視点づくりには必要とのことでした。

 

 

 

 

コツ2 タイトルや書き出しを工夫しよう。

広告コピーは、読んでもらえないことを前提としています。なので、目に留まるようにキャッチフレーズを工夫します。では、効果的なキャッチフレーズとはなんでしょうか?それは、ターゲットが明確であり、伝えたいこと、他では言えないことが言えているということです。

参考として、先生からいくつか例を挙げてもらいました。

 「各人停車」:岩崎俊一/西武百貨店「お中元」

 「たかが写真じゃないか」:日暮真三/小学館「写楽」

 

 

コツ3 他のものに喩えてみよう

 広告コピーとは、喩えや言い換えでもあります。共感を得られる上手い喩えは、読み手を惹きつけます。

 先生が上手いなと思うコピーは、次のものでした。

 「NO MUSIC,NO LIFE」

「四十才は、二度目のハタチ。」

「恋は、遠い日の花火ではない。」

「年賀状は、贈り物だと思う。」 

いい喩えが出てくるためには、日常で出会う面白いものにアンテナを立てて、自分の感情の歴史を積み重ねていくことが大事とのことです。

 

 

コツ4 発見や気づきを盛り込もう。(サービス精神)

読み手にとって新しい情報(発見や気づき)があるコピーは読み手を惹きつけます。この情報を読むことで、新しい情報が得られると読み手に感じさせることも大切で、さらにそこに正しいデータや数字があると、その新しい情報が曖昧でなくイメージしやすいものとして伝わります。

 

 

4つのコツの紹介があったところで、ワークの第二部、「タイトルを考えてみよう」です。先ほど書いた文章のタイトルを改めて考えるワークです。

 

 

 

 

コツを復習しつつ、ワークに集中します。出来上がったタイトルは、「スマホ爆発」や「忘れ物」など、参加者のみなさんそれぞれとても面白いものでした。

 

 

先生からまだまだコツを教えてもらいます。

 

 

コツ5 本音でいこう。(チャーミングであること)

 知ったかぶりや、かっこつけ、難しいことばかりの言葉は、人は聞きたくありません。言葉に引っ張られずに、気持ちに正直な表現にすることです。コツは、書き終わりや結びで、読み手と目線を合わせた親しみやすい表現を意識するということです。

 

 

コツ6 推敲しよう。

 そして、やはり書き上げた文章は読み返し、よりよいものになるようにじっくり推敲することが大事です。

 

 

 先生からたくさんのコツを教えていただいたところで、最後にドコモスマートフォンラウンジオススメのアプリ「しゃべってコンシェル」を紹介いただきました。

 

 

 

 

これは、してほしいことや知りたいことをスマホに話しかければ答えてくれるという、まさに自分専用のコンシェルジュというものです。

デモンストレーションで「大橋駅までの終電は?」と話しかけてみると、「23:47天神発」と回答がありました!これなら、機能を見つけ出して、場所や時間を打ち込んだりするより断然早いですね。

そして最後に集合写真。

 

 

 

 

先生からたくさんのコツを教えてもらった今回の授業、授業の結びで先生が言われた次のことがとても印象的でした。

「コピーは愛です。文章はラブレターです。気持ちが1㎝上向くものです。広告のコピーを考える仕事ですが、ビジネスとして割り切っているというわけではなく、やはり人を元気にさせたいという思いも込めてしまいます。」

今回の授業で学んだコツ、後半の2つはただのテクニックではなく、思いとして抱いておくとより自分の思いが伝わる文章がかけるようになると感じました。皆さんもぜひこのコツを使って、より自分らしい言葉で情報発信してみてください。

 

 

なお、こちらのドコモスマートフォンラウンジ福岡では週末のイベント以外にも、ラウンジスタッフによる

スマートフォンに関する様々なセミナーを実施していらっしゃいます。

平日・週末関わらず魅力的な内容のセミナーを数多く行っていらっしゃいますので、

是非セミナーを受けてスマートフォンの新たな使い方を発見して頂ければと思います。

スマートフォンに関して分からないことや気になることがある際は、是非ドコモスマートフォンラウンジ福岡を

ご利用下さい。

 

 

(ボランティアスタッフ 青柳 雄太)

 

 


 

 

【今回の授業コーディネーター】

白石 洋一

 

 


 

 

【今回の先生】

大椛 正志 (コピーライター/クリエイティブディレクター)

 

 


 

 

【今回の教室】

ドコモスマートフォンラウンジ福岡

住所 : 福岡市中央区大名2-6-60 西鉄グランドホテル1F