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レポート日記

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[いきものがかりシリーズ] 動物園のウラ側に潜入!~動物たちの◯◯を大暴露!?~

開催日:2013年10月26日

通常授業

 

前日までの台風の影響もなく、気持ちよく晴れて最高の動物園日和となりました。

今日は大人達に混じって3人のちびっこ達も一緒に参加してくれましたよ。

受付を終えて、まずは早々に動物達に会いに行きました。

 

 

 

 

最初の動物は「シワコブサイチョウ」

インド東部から中国南東部に生息しているサイチョウで、くちばしについているシワの数で年齢が分かるとも言われています。

ここで一人目の先生をご紹介。今回の先生はそれぞれの動物の飼育員さん達で、最初にシワコブサイチョウを紹介してくれるフジノさんはとっても優しいお兄さん。

黄色いのど袋がオスで、青いのど袋がメス。今日はオスがヤル気ないので、メスに頑張ってもらいましょう。

 

 

 

 

フジノさんが下から大好きなバナナを投げて、うまくキャッチしながら向こう岸に飛ぶ!というワザを見せてもらいました。

 

 

 

 

続いて「ヒョウ」の家へ。

二人目の先生ミヤケさんに、早速エサやりを見せていただきました。

この日はお腹がいっぱいで食べに来てもらえなかったけど、エサを食べるド迫力の瞬間を小さなトンネルから覗けるようになっていました!

週に2~3回はエサをやらない欠食日を設けていて、ヒョウが太りすぎない様に管理されているそうです。

また、世界遺産のシギリヤロックを再現した檻には、跳躍力を育てる為に高い所に行くような仕掛けも施されていて、私達はずーっとオスのヒョウに見下ろされていました。

 

 

 

 

最後の主役は「マレーグマ」。

三人目の先生はフクハラさん。実はテンジン大学の学生登録もされているそうです!

まず紹介してくれたのは8歳の女の子『マチ』。フクハラさん曰くマチは個性的な顔立ちをしていて、丸顔でブサかわいいんだそうです。ハチミツが大好きで、透明の板にハチミツを塗って檻に近づけると20センチ以上もある長い舌で美味しそうにペロペロ舐めていました。

 

 

 

 

エサやりの方法も、ストレス等を考慮して面白い工夫が盛りだくさんでした。

そんなマチを遠くからじっと見つめるマレーグマがもう一匹います。9歳の男の子『サニー』。サニーは、マレーグマらしい色男だそうです。

実はマレーグマは、オスメス一緒に飼育すると仲良くなり過ぎて家族や兄弟感覚になり、なかなか繁殖に結びつかないとの事。なので、発情期以外はお互いに刺激を与える為に、鉄線で仕切られています。こうやって彼らの生態系が大事に守られてたり、本能を鈍らせないように工夫して、食べたい・生きたいを自分で感じてもらいたいという飼育への取り組みから、動物達への愛情がヒシヒシと伝わって来ました。

 

 

動物達や飼育員さん達に楽しませてもらった後は、いざワークへ。

 

 

 

 

5つのグループに分かれ、3つの議題について話し合い、発表という流れで進みました。

 

 

1つ目の議題は、「なぜ動物(ペット)が好き?」

・可愛いから。

・癒されるから。

・話さなくても解り合えるから。

・なつくと嬉しいから。・・・

中でも「自分は本当に好きなのか?」今までどうして?って考えた事が無かったが故に、間逆の発想に行きつく方もいらっしゃいました。

 

 

 

 

2つ目は、「身近な動物の問題点(困ってるところ)」

一番多かったのは、野良ネコにエサをあげる問題と、犬の糞についてでした。

どれも動物ではなく、人間のモラルの問題だという結論に達しました。

 

 

3つ目は、「身近な動物の問題に対して、私達は今何が出来るだろう?」

まずは動物それぞれの習性を知る。動物は生きてくために当たり前の行動を取っているだけなので、対する人間が動物の実態を良く把握して行動するべき。思いやりや愛をもって、ゆるやかに共存していく。

 

 

そう。

皆が辿り着いたのは“愛”のある世界でした。

普段なかなか動物について深く考える機会がないという方も、とても良いきっかけになったと思います。

 

 

 

 

たまにはこうやって色んな方々と意見交換しながら、現代の私達と本能で生きている動物達が無理なく共存できる様な、より良い環境を創っていけると素敵ですね。

 

 

(ボランティアスタッフ 兼山 孝子)

 

 


 

 

【今回の授業コーディネーター】

曳地 由香

 

 


 

 

【今回の先生】

福岡市動物園職員一同

 

 


 

 

【今回の教室】

福岡市動物園

住所 : 福岡市中央区南公園1番1号