レポート日記
一覧に戻る[天神朝キャンパス] 朝キャン3周年★そこは九州一の都会“天神” ~現在から未来へ、天神のまちづくり編~
開催日:2013年10月23日
天神朝キャンパス
【特別授業】 天神朝キャンパス
この授業は、天神を安心・安全・快適な街にしようと活動する「We Love 天神協議会」と一緒に進める特別授業です。天神の新たな朝の魅力を発掘するために始まりました。開催日は、毎月第3水曜日。出勤途中の方も、お休みの方も、天神の朝を楽しみませんか?
We Love 天神協議会 : http://welovetenjin.com/
遡ること3年前の10月・・・
とあるまちづくり団体の事業の1つとして立ち上がったこの朝キャンパス。
この3年間、出勤前のみなさんと一緒に
「福岡」や「コミュニケーション」について学んできました。
記念すべき3周年目の授業である今回は、
この朝キャンパスを共に作り上げてきた団体「We Love天神協議会」の
まちづくりディレクター・福田忠昭さんが先生としてご登場です!!!
【 “まちづくり” ってなに? 】
みなさんは地域のお祭りや清掃に参加したことがありますか?
きっと「はい」と答える人が多いと思います。
では、みなさんは “まちづくり” に参加したことがありますか?
・・・「いいえ」と思うかもしれませんが、
実はお祭りも清掃も立派なまちづくりの1つ。
みなさんもまちづくりの参加者の1人なのです。
さて、”まちづくり” とは一体なんなのでしょうか?
街の問題を解決していくこと、
街の文化を保存していくこと、
住民同士のコミュニケーションをとること・・・
たくさんの観点から”まちづくり”は考えられます。
1つ近年の大きな特徴として挙げられるのは、
街のハードを支える「行政によるまちづくり」だけではなく
街のソフトを調える「市民によるまちづくり」が盛り上がってきたこと。
それは、市民の行動が引き金となった街の問題が増加しているためです。
ポイ捨て、違法駐輪・・・それら街の問題は、
『自分1人ぐらい、いいだろう』そんな個人のワガママから始まり
『みんなもやってるんだから、いいだろう』と集まり広がっていくもの。
市民1人1人が持っている街に対するインパクトは小さいようで、大きい。
だからこそ「市民によるまちづくり」に注目が集まってきているのです。
こうした社会的ジレンマを抱えた街の問題に対し、
「アメとムチをもって解決に取り組んでいる」と、福田先生。
ここから、We Love天神協議会が行なっている
天神のまちづくりを一部ご紹介します。
【 歩いて楽しいまち、天神。 】
ここ天神には多くのショッピングビルが並んでおり、
買い物にくる人のほとんどが
複数のショッピングビルを回っているというデータがあります。
しかし博多駅ビルとは違い全てが屋内で繋がってないため、
お店をハシゴするにはちょっと面倒ですよね・・・。
だからこそWe Love天神協議会が目指すのは、”歩いて楽しいまち” 。
きらめき通りを歩行者天国へ、
川沿いの通りにカフェスペースの設置、
ショッピングビルを回るクイズラリー、
押しチャリ推進運動、夏の打ち水大作戦!・・・などなど。
そんないつもの天神ぶらぶらが
ちょこっと楽しく、心地よくなるような工夫を凝らしています。
しかしここだけの話、街中キャンペーンを行なうのには毎回一苦労。
イベントでちょっと道路にテーブルを置こうとするだけでも、
煩雑な規制と申請をくぐり抜けなければならないのです。
外国のようなポップで自由なキャンペーンを実施するのにまだ道のりは遠いですが、
試行錯誤しながらも着実に一歩ずつ、目指すまちに近づけるように・・・
We Love天神協議会は今後も活動を続けていきます。
【 テン大生徒の『天神のここ、気になるっ!』 】
授業の最後はちょっとしたワークショップを。
We Love天神協議会が作成したまちあるきマップを広げて、
「この場所ってどんな場所?」
「ここ前から行ってみたかったんだよね…」
そんなみなさんの『気になるっ!』をポストイットに書き出し共有してみました!
(ボランティアスタッフ 齊藤 麻子)
【今回の授業コーディネーター】
【今回の先生】
福田 忠昭 (LOCAL&DESIGN株式会社 代表取締役/WeLove天神協議会 まちづくりディレクター)
【今回の教室】
住所 : 福岡市中央区天神2-2-20