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レポート日記

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[ものづくりシリーズ] 手づくりキャンドルで世界にひとつだけのクリスマスツリーを作ろう!!

開催日:2013年12月21日

通常授業

 

ものづくりシリーズ第2弾の授業は、キャンドルづくりです。先生は、キャンドルアーティストの高宮愛子先生です。今回作るキャンドルはクリスマスツリーのキャンドルです。子供のころは、クリスマスになるとツリーを家で飾っていた方も多いと思います。今日は、ツリーキャンドルを作って家で飾りましょう。

 

 

 

 

先生は、小さいころから“色”が好きで、色を仕事にしたい、と化粧品会社に入りました。しかし、そこでの仕事は、「つくる」よりも「売る」がメイン。そんな中、キャンドルクラフトを作る機会があり、「“色”を使って「つくる」仕事がしたい」と、その後キャンドル工房でアシスタントをしながら作り方を学びました。現在ではキャンドルアーティストとなりキャンドル作りやキャンドル作成のワークショップなどを仕事としています。

 

 

そんなものづくりを仕事にしている先生ですが、作り始めると細かい部分にこだわったりして時間がかかってしまったり、思うように出来上がらなかったりする。けれども、それが意外さや発見にもなって逆に面白い、と話してくださいました。

 

 

 

 

それではキャンドル作りの開始です。キャンドルの材料である蝋は、服につくと取れません。今回の授業ではみなさんエプロンをつけてきています。

さて、キャンドルの作り方ですが、三角形の白いベースキャンドルに、色のついたパラフィンや蝋を乗っけてツリーの形を作って、フィルムで飾りつけをして作ります。

まず、ベースキャンドルを、緑のパラフィンを溶かした液体に浸します。するとキャンドルに薄く緑の蝋の膜ができます。こうして下地のキャンドルに色を付けていきます。

 

 

 

 

次に白い蝋の液体を冷ましながら撹拌してペースト状にします。このペーストを色のついたキャンドルに乗せてツリーのような形を作っていきます。

 

 

 

 

そしてこの白いツリーに、赤と緑のフィルムでいろんな形を作り飾りつけていきます。このツリーを蝋でコーティングして金色の絵の具で最後の仕上げをして完成です。

 

 

 

 

出来上がったキャンドルについて、2テーブルで意見を交換してもらいました。

 

 

・最初は試行錯誤だったけど、意外に満足するものができた!

・集中しすぎて、こんなに時間が経っているなんて思わなかった

・思う通りにできない部分があって、難しい飾り付けは断念してしまった。次に作る時は、チャレンジしたい!

・ものづくりって、普段しないので、ひとつのものに集中してできるとすごく達成感がある

・時間と手をかけて作ったから、とてもキャンドルとして火はつけられない!

 

 

など、楽しい意見が出ました。

 

 

 

 

同じ三角の蝋から作り始めたキャンドルなのに、ひとそれぞれ、オリジナルなキャンドルツリーができました。

 

 

多くの人は、日常生活の中で、集中して、熱中して何かを「つくる」ということは、あまりないかもしれません。

 

 

しかし、ものをつくる過程で感じられる試行錯誤、達成感、その時間を味わうことは、きっと豊かさにつながります。

愛子先生のように、好きなことが仕事になっていくかもしれません。

モノを作るというのは非常に面白いことです。

 

 

みなさんも色んなこと、苦手なこと、初めてのこともまずは挑戦して、好きなことをみつけませんか?

 

 

 

 

(ボランティアスタッフ 森 宏太郎)

 

 


 

 

【今回の授業コーディネーター】

吉田 篤史

 

 


 

 

【今回の先生】

高宮 愛子 (キャンドル作家/化粧品販売)

 

 


 

 

【今回の教室】

赤煉瓦文化館

住所 : 福岡市中央区天神1-15-30