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レポート日記

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図書館探検隊!!本嫌いでも楽しめる国内最大級図書館にドキドキを探しに行こう!

開催日:2014年05月24日

通常授業

この授業、実は一年前から構想されていた授業でした。

コーディネーターの田中雄二さん(60)が福岡大学中央図書館に訪れた際

「アメリカの図書館みたいだ!この図書館で授業をしたい!!」と感激したのが一年前。

(ちなみに田中さんはアメリカの図書館に行ったことがあるわけではなく、映画の中の図書館しか知りません。。)

それから福大図書館の職員の方や他のテン大スタッフと打ち合わせを重ね、念願の授業開催となったわけです!

 

しかし、福大図書館に惚れ込んだという理由だけでこの授業を企画したわけではありません。

以前20代女性の授業アンケートに「最近父が参加したい授業がないと言っています」というコメントがあり、

おそらくその方と同世代であろう田中さんが立ち上がったのです。

狙いが的中したのか、いつもより幅広い年代の方に来ていただけて、スタッフ一同にんまり^^

 

さて、福大図書館職員の満岡さんと甲斐田さんに連れられて早速図書館内を散策。

 

最初にご案内いただいたのは貴重書閲覧室です。

通常入ることができない厳重に施錠された部屋に、全員靴を脱いで入室します。

今回江戸時代の九州文献コレクションから5点を見せていただきました。

当時描かれた福岡市内の地図や、山笠の様子を描いたもの等々。皆さん興味津々。

 

 

残念ながら文献の撮影はNGでしたが、福大図書館のWEBサイトに

一部公開されていますので、興味のある方は是非ご覧ください。

http://www.lib.fukuoka-u.ac.jp/e-library/index.php

 

 

次の場所に階段で移動するとき、吹き抜けにアート展示を発見。

 

 

テーマは「光の森」だそうです。美術館のような空間に、皆さんカメラをかまえパシャパシャ。

 

それにしても(当然ですが)たくさんの本が並んでいます。

大学図書館ということもあり、学術書や洋書、一般の人にも馴染みがある文芸書まで、多岐に渡っています。

学習スペースも広々としていてDVDを観られる場所もあり、一日中過ごせそうです。

 

 

さて次は特別資料室。川添名誉教授の資料が集められた「川添昭二文庫」です。

一人の教授の資料だけでこれだけいっぱいあるのか!と驚きます。

 

 

「Staff Only」と書かれた扉を開き、エレベーターで地下へ移動し、到着したのは西日本最大級の自動書庫。

システム管理された巨大な書庫です。電気をつけた瞬間、歓声が上がりました。

 

 

ガラス越しに見えたのは地下深くまでびっしり詰まったコンテナ!

あの全てに本が入っているなんて!

現在約110万冊あり、最大で172万冊収容できます。

総合大学としてはこれだけの蔵書を維持していかなければならないため導入されたとのこと。

また人の手を介さず取り出せるのも利点です。

現在様々な業者が見学に来ているそうですよ。

 

一通り見せていただき、最初に集まった学習室へ。ここでグループに分かれて感想を語り合いました。

 

出された感想は

・一般の人も入館、閲覧できることに好感がもてる

・ 福大生がうらやましい!

・ 同じように本や図書館が好きな人が集まったので、本を読む場所の情報交換ができた

・ 近代的で驚いた

などなど。。

 

実は私、福大の卒業生なのですが、卒業直後にこの図書館が完成…

試験前は学習スペースの争奪戦、しかもぎゅうぎゅう詰めでした。

本当に在学生がうらやましい!!

 

最後に満岡さん、甲斐田さんからのお話。

WEBサイトの「バーチャルツアー」というバナーをクリックすると、図書館内を巡る動画が公開されています。

自動書庫のコンテナが動くところも見られるそうです!

また開館情報もありますので、来られる際は是非ご確認ください。

http://www.lib.fukuoka-u.ac.jp/

 

また運が良ければ中央図書館と4つの分館を巡る「ポポカ」という可愛らしい電気自動車を見られるかもしれませんよ。

 

一般の方も閲覧でき、卒業生であれば貸出も可能なので、是非入館カードを作ってみてください。

その際は身分証明証、卒業生は学籍番号もお忘れなく。

勤め人にはありがたいことに22時まで開館している福岡大学中央図書館。

本が好きな方はもちろん、あまり普段読まない方も、是非探検に来てみませんか?

きっと何か心くすぐられるものがありますよ♪

 

 

 

 (ボランティアスタッフ 森部 友梨)

 

 


 

【今回の授業のコーディネーター】

 田中 雄二 スタッフ

 

  1953年、福岡県田主丸出身。福岡テンジン大学開校の1週間前に東京在住の娘よりシブヤ大学を紹介され入学。授業に参加後、思い切ってスタッフへ。NPO法人化や事務局の裏方として影でテンジン大学を支えている。娘や息子と同世代の若者を「テンジン大学の同級生」と呼ぶ、剣道3段、居合道2段の映画好き。

 


 

【今回の先生】 福岡大学図書館スタッフ 福岡大学図書館

 

  福岡大学は、80年の歴史と伝統を有する西日本屈指の総合大学。福岡市の南西部に位置し、創立から現在までの卒業生数は24万人以上に上る。福岡大学図書館は、キャンパス中央に位置する中央図書館を軸に、医学部分館と4学部の分室からなり、豊富な資料を学内外の利用に供している。総蔵書数は約192万冊。図書館キャラクターは中央図書館がすみかのフクロウ「福太郎先生」。

 


 

【今回の教室】 福岡大学中央図書館

 

 

2012年7月2日に開館した福岡大学中央図書館は、地上7階地下2階建て(6・7階は大学院)、総収容能力は188万冊、総閲覧座席数が約2,000席、地下の自動書庫システムなど国内有数の規模と先進性を兼ね備えている。「知の集積地」として、また「総合的文化発信基地」としての役割も期待されている、まさに福岡大学の「顔」といえる図書館である。
住所 : 福岡市城南区七隈8丁目19番1号