フクオカテンジン大学

フクオカテンジン大学

企業・自治体の皆様 学生登録

レポート日記

一覧に戻る

[オープンキャンパス] ~テン大で福岡を楽しむ働き方・暮らし方をデザインしよう~

開催日:2016年05月28日

通常授業

新生活の始まりなど身の回りの変化が多い4月からはやひとつき。
慌ただしく日々を送ってきた方のなかでもやっと一息
…という方も多いのではないでしょうか?

 

 

今回の授業は、福岡テンジン大学の「オープンキャンパス」!

 

 

今年4月に中央区今泉にリニューアルオープンした
福岡市NPO・ボランティア交流センター『あすみん』にて、

テンジン大学(以下、テン大)を使って
「福岡を楽しむ働き方・暮らし方」をしている3人の先生から
テン大の魅力と活用法を聞いていこうという授業です。

 

 

「スタッフに興味がある人は?」

という問いかけから始まった授業。

参加者の約半数が挙手!さすが皆さん、積極的です!

 

 

まずは、

そもそもテン大とは何か?

ということで、
テン大の目的や今までの活動を振り返ってみました。

『街がキャンパス・人が教科書』
をコンセプトとした授業を毎月第4土曜日中心に展開しています。
高校生~60代の約100名がボランティアスタッフとして登録、活動しており、
今年の9月で6周年を迎えます。

 

 

 

 

テン大の魅力の1つである授業料が無料で行われているのは、
世間一般のセミナーに多い単なる知識の提供ではなく、「気づき・きっかけ」を提供し、
多くの人や街とのつながりから、『ソーシャル・キャピタル』の構築を目的としているからです。

ソーシャル・キャピタルとは、
社会関係資本と訳され、人との繋がりにはお金では得られない様々な力があり、
社会の効率性が高まることを指しています。

『ソーシャル・キャピタル』を体現しているのがまさにテン大だなと感じました。

チャレンジする人が繋がり、街が動き出す≪Action≫が生まれる場にしたい

という想いで運営が行われているテン大。

さて、いよいよ!
このテン大を使って、福岡での仕事・暮らしを楽しむ方々のお話しが始まりました。

 

 

1人目の先生は、
ブランディングディレクターやデザイナーとして活動されている谷口竜平さん。

今は、宗像に山付きシェアハウスを開き、今年10月に完成予定である
ツリーハウスプロジェクトを進めているそうです。

また、テン大では授業づくりについて話しあうスタッフ向けのゼミ「谷口ゼミ」の開催や、
柳川市の観光従事者向けの「柳川おもてなしブック」の制作に携わるなど幅広い分野で活動されています。

 

 

以前は、
デザイナーとしての仕事が中心だったのが、
テン大の授業でコーディネーターとして関わっていく中で、様々な分野の人と友達になり、
そこから新たなプロジェクトの企画が実現するなど日々の活動の幅が広がったそうです。

 

 

「テン大の魅力とは?」

という質問に、

「授業がよかったと言ってもらえることで、
仕事では得られない達成感を感じることや新しい人との繋がりが出来ることです。」

と答える谷口さん。

その魅力を最大限活用し、新たな道を切り開いている姿は、
テン大の上手な活用方法のひとつのモデルでもあり、参加者の皆さんにとって、
自分らしく、暮らしを楽しむためのヒントになったのではないでしょうか。

 

 

 

 

ここで一旦、お話を聞いて感じた新たな気づき・発見を3人1グループで意見交換する時間に。
それぞれの思いを話したり、聞いたりする中で、参加者の間での交流も生まれ、
時間いっぱいまで話が盛り上がっていました。

 

 

 

 

続いてお話していただいた先生は、
LOVE FMでプロデューサーをされている下田浩之さん。

もともと広告会社のコピーライターをされていたそうですが、
何かを変えたり、提案したりすることがしたいと思っていたそうです。

そんな矢先に出会ったのがテン大。
テン大関係の繋がりでLOVE FMに転職された下田さんは現在、
商業施設のオープンスペースでのイベント企画など様々なお仕事をされています。

 

 

一方で、
それらの仕事だけでなく、プライベートで何をしているかといった
「+α」の部分(テン大での活動など)が自分の幅を広げることになり、
中でも、テン大は様々な分野に関わることが出来るチャンスだと感じているそうです。

 

 

「志が集まると何かが出来ると思う。うまくつなげていきたい。」
と話されている様子は、

自分たちで何かを作り上げ、発信することで街や人に新たな動きや反応があり、
それらが良い影響をもたらすことを実感していらっしゃることが伝わってきました。

 

 

 

 

そして、
さらに今回は…もう1人の先生からお話を聞くことが出来ました!
福岡の一般企業に勤めている光瀬久美子さんです。

足を運んだ場所の記録を残したり、知り合いがしているイベントを宣伝したりしている光瀬さん。

転職して、休日の過ごし方の一部としてテン大学に参加しはじめて2年が経った頃、
様々な悩みを聞くことが増えてモヤモヤしていたそうです。

そんな時、

「テン大でスタッフになってこのモヤモヤを解決できるのではないか?」

と思ったのがスタッフになることを決めたきっかけだったとのこと。

現在、2016年6月の授業のコーディネーターとして、
普段入ることの出来ない場所への潜入調査ツアーを企画中であり、詳細はもちろんこのときは秘密。

→光瀬さんが企画した授業はこちら
『 ミッションをクリアせよ!今しか入れない地下トンネルへ潜入捜査!

「テン大の名刺を渡すことで怪しい人間ではないことが示せます。笑」

 

「仕事ではできないことが、何かやりたいという想いがあれば、カタチにできる。
自分のしたいことをテン大で実現させたい。」

 

 

 

自分のしたいことをひとつずつ実現させていこうという熱意が伝わってきたと同時に、
テン大に対する自分の想いを語る光瀬さんの姿が輝いて見えました。

 

 

先生のお話し終了後ごとに行われた計3回のグループトークは、
参加者の皆さんの活発な考えや意見で溢れていました。

最後に、『テン大をどんな使い方が出来そうか』をテーマに意見交換を行いました。

 

 

「地元の魅力を伝えられるワークショップをしたい」

 

「天神でフラッシュモブをしたい」

 

「名護屋城に人を呼び込む導線を作りたい」

 

 

などのアイデアが出され、それぞれがテン大を使ってできることを考え、共有することが出来ました。

 

 

 

 

盛りだくさんの内容が詰まった今回の授業。
最後には、テン大で理事を務め、京都を中心に全国の街づくりや市民活動をされており、
ファシリテーターとして幅広く活動されている東信史さんのお話を聞くことが出来ました!

 

 

「会社や組織でできないことがここで出来る。本当の自分がどんな人か見つけることのできる時間になるのでは?」

 

 

テン大で出会うひとから刺激をうけながら、
本当に自分がやりたいことは何かを見つめ、それらを実現させていくことで、
自分が成長できる場がテン大ではないかなと改めて感じました。

 

 

最後には、全員で写真撮影!

 

 

 

日頃できないことがテン大で出来る。
新しい人との繋がりができる。
自分のやりたいことが実現できる。

自分の生活にテン大を取り入れることで、今までとは違った自分との出会いが待っているのではないでしょうか?

 

(ボランティアスタッフ 石橋 愛)

 

 

 

 

 

 


 

【今回の授業のコーディネーター】

岩永真一 福岡テンジン大学学長

2009年に独立したのをキッカケに福岡市共働事業提案制度に「福岡テンジン大学」を提案、2010年9月に福岡テンジン大学として開校し学長も務める。学長としての顔以外にも、集客・販売促進の広告プロデュース、九州大学非常勤講師や小中学校での講師、男女共同参画やまちづくり・地域づくりでの講師、ファシリテーターなどを行っている。2012年から福岡市総合計画審議会委員、2013年4月より北九州市立大学の特任教員も務める。

 


 

【今回の先生】

谷口 竜平 ブランディングディレクター・デザイナー

1980年生まれ福岡県宗像市出身。ブランディングディレクター・デザイナーとして企業や商品などのブランドづくり・コンセプトメイキング・事業戦略のコンサルティングから、ネーミング・ロゴ・広告物などの企画・デザイン、プロジェクトのマネジメントやファシリテーションを行う。福岡テンジン大学にて授業コーディネーターの育成やマネジメントも行っている。福岡市中央区清川でセルフリノベーション複合施設のプロデュース、地元宗像では「ツリーハウスプロジェクト」「むなかたシェアハウス」を展開し、都市と田舎を結ぶ新たな可能性を提案中。

 

下田 浩之 ラブエフエム国際放送株式会社

1985年福岡生まれ福岡育ち。広告制作会社でコピーライターとして働いていたときに福岡テンジン大学に出会い、授業コーディネーターや理事(~2015年5月)を経験。その縁もありラブエフエム国際放送に入社し、地元商業施設の販促プロモーションや訪日外国人向けのインバウンドキャンペーン、イベントプロデュースなどを手掛ける。仕事では初対面でも「テンジン大学」という言葉を出すだけで話が弾むという。

【今回の教室】

[オープンキャンパス] ~テン大で福岡を楽しむ働き方・暮らし方をデザインしよう~

福岡市NPO・ボランティア交流センター あすみん

「明日(あす)の市民(しみん)」の思いを込めた公設民営のサポートセンター。

市民主体のまちづくりの実現のため、NPOやボランティア活動をはじめとする様々な市民公益活動の情報・交流の拠点として運営。2016年4月1日、今泉の天神クラス4階にリニューアルオープンした。相談窓口の設置や各種セミナー・研修・講座などを実施。また、活動団体の交流拠点として、情報発信や交流会なども開催している。

 

住所 : 福岡市中央区今泉1-19-22 西鉄天神クラス 4階

営業時間 : 月~土曜 10:00~22:00 日曜・祝日 10:00~18:00

休館日 : 第4水曜日、年末年始 12月29日~翌1月3日

URL : http://www.fnvc.jp/

 

■アクセスMAP

[googlemap lat="33.58633373659036" lng="130.39774799346924" align="left" width="400px" height="300px" zoom="16" type="G_NORMAL_MAP"]福岡市NPO・ボランティア交流センター あすみん[/googlemap]